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ボヴァリー夫人 (新潮文庫)
 
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ボヴァリー夫人 (新潮文庫) [文庫]

フローベール , 生島 遼一
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

田舎医者ボヴァリーの妻エマが、単調な日常に退屈し、生来の空想癖から虚栄と不倫に身を滅ぼす悲劇を描くリアリズム文学の傑作。

登録情報

  • 文庫: 500ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1997/05)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4102085017
  • ISBN-13: 978-4102085011
  • 発売日: 1997/05
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 74,187位 (本のベストセラーを見る)
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32 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「難破船の水夫のように、生活の孤独のうえに絶望した目をさまよわせつつ、
はるか水平線の靄のうちに白い帆のあらわれるのをもとめていた」(本文より)

現実世界とうまく折りあいをつけられない女性が、夢の世界に生きて死んでいく物語。

ボヴァリー夫人、エマみたいな人って、けっこう多いのではないかと思う。
彼女の場合、逃げる先は恋とぜいたくな買い物。
それが、人によっては宗教だったり二次元、ネット世界だったりするわけで。

人生はたいていが思うようにはいかないが、それにうまく折り合いをつけるか、あきらめるか、別の世界に逃避するか、それは人それぞれの選択である。
逃げる選択、それは先の見えない霧の道を走り続けるようなものだろうか。
帰ることもできなくて、ひたすら走って、最後は崖から落ちてしまうような危うさがある。

エマのすごいところは、徹底的に現実から逃げ切ったところではないかと思う。
フローベール自身もまた、ほとんど外に出ることなく、小説を書き続けた。
冷静なひきこもりが美しい文章を書くと、こうした作品になるのかもしれない。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
自らの内に巣食う煩悩に食い殺されていくエマ。物語は、彼女の歯止めなき煩悩が荒れ狂う様を、一部始終描いていく。破産から死に至る後半の描写が圧巻だが、不思議に読み終えて心に残るのは、実はエマでも夫シャルルでもなく、隣人のオメー氏であることに気づく。
これという人物的な魅力もなく、田舎町で一家4人を抱えて実直に薬剤師を営むオメー氏。ボヴァリー家の騒動に最後まで隣人として必要な協力を惜しまない一方、怪しげな違法治療を行いつつも商売に心を砕き、医学薬学の勉強とその進歩への貢献にも励む。また、田舎の名士になろうと、勲章取得へ向けて政治家への泥臭い運動もちゃっかり怠らない典型的な市井の人物である。
物語は、彼を批判も肯定もせず描いていくが、エマ死後のボヴァリー家の没落を描くのと並行して、オメー氏のその後にも触れていく。そして、物語全編は「オメー氏はすごくお顧客(おとくい)を作っている。当局もこの男に一目置き、世論も彼をかばっている。彼は、最近、レジヨン・ドヌール勲章をもらった。」の文章で締めくくられる。夢想と我欲の暴走に現実からしっぺ返しを受け滅びていくエマ。大それた夢や欲望には思い致すことなく、この現実を実直に生き抜いていくオメー氏。彼の存在がきちんと描かれることで、この作品は普遍性を高め、厚みを増したと感じる。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mbookdiary VINE™ メンバー
冷静な心の描写。とても緻密な現象の描写によって人々の心の微妙な動きを繊細に表現している。各章の終わりに自然などの詳しい描写があるが、これが間接的に主人公立ちの心を表現しているようで震えた。
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ひでえなぁと思ったのがボヴァリー夫人に対しての正直な感想でした。... 続きを読む
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繰り返し読むことで魅力がわかる名作(逆に初読では ……)
ストーリーは簡単で、恋に恋する空想癖を持つボヴァリー夫人エマが、夫シャルルとの生活に飽いて、不倫を重ね、ついには身を滅ぼす、というもの。... 続きを読む
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なんと高貴なるボヴァリー夫人
最初は、デロデロな恋愛物語なのかな〜 なんて思って読んでいると、ところがどっこい!... 続きを読む
投稿日: 2010/2/19 投稿者: titanx2
退屈な男とは罪である
医者のボヴァリー氏に嫁いだエマは、平穏無事な日常を過ごすうち、平和で
退屈な夫との生活に愛想を尽くし、別のもっと魅力的で危険な男たちとの度... 続きを読む
投稿日: 2009/12/28 投稿者: 倒錯委員長
私もあなたもボヴァリー夫人になりうる
まず、無駄な背景描写が多すぎる。ストーリーも主人公が不倫にはまって堕落していくというありふれた内容。作者は「誰にでも堕落する危険がある」と言いたかったのか?そんな... 続きを読む
投稿日: 2008/8/30 投稿者: ゆずレモン
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