作者の作品の中でテイストとしては
「ほうかごのロケッティア」が一番近いでしょうか。
青春ものではあります。
痛くて切ない若い頃の甘酸っぱいお話です。
文化系青春グラフィティとしては定番すぎるお話ですが
ソツなく面白くなっていると思います。
それにしても、、、痛い。
イタいお話と言う意味ではなく、胸が痛いです。
この物語の主人公は語り部です。
主人公二人の周囲にいる脇役でしかない。
そう思い知らされる物語です。
きっと青春時代の絶対的大多数の側の脇役が大人になっていく
過程で経験するお話。
物語の近くにいながら「主人公は自分ではない」と言う現実。
好きな女の子が自分ではない誰かを見ていると言う現実。
だから、切ない。痛い。
だから、、、涙をこらえ僕は一歩を踏み出す。
ヒーローになったバカ男が言った様にヒーローとは
ただの人間がやせ我慢しながら、歯を食いしばってなるものだから。
ああ、、胸が痛い。