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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
好き嫌いは分かれると思う,
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レビュー対象商品: ボロボロになった人へ (幻冬舎文庫) (文庫)
シニカルで、シュールで、ブラックユーモア満載の短編小説集。リリーさんといえば「東京タワー」で大ブレークする前から「器用で芸達者」というイメージがあって、物書き業はその多彩なアクティビティのひとつとしてやっているのかな、という気がなんとなくしていたのだが、最初の2編あたりはそのモンティ・パイソンっぽいセンスのブラックユーモア全開で、いかにも才気走った書き方をしているものの、特に最後の2編では、「希望」とか「未来」とかのイメージが見え隠れして、それまでの作風から抜けだそうとしているかのような印象を受ける。元々、「まっとうなことを言うときの気恥ずかしさを冗談で覆い隠す」タイプの文章を書く人なのだとは思うが、特に最後のごく短い一編では、自筆で帯に書いている「なにかにつまずいている人のほうが魅力的」をまともに言おうとして不器用になっている感じがして、その「らしくなさ」が読む者をやさしい気持ちにさせる。この一見「らしくなさ」を「なんだよガッカリ」ととるか「これこそがリリー」と取るかでこの短編集の好き嫌いが分かれることだろう。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これが本当のリリーフランキー,
By hY "HY" (日本) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ボロボロになった人へ (幻冬舎文庫) (文庫)
これは短編が6つあり、それが全て違う世界で描いています。『大円農園農家の跡取りの花嫁募集に応募した女性が、その農家へ向かう話』 『どんな罪を犯そうと判決はすべて死刑になる世界』などなどです 全てはありえない世界だけど、あってもおかしくないような世界でもある。 かなり深く、数回読み込んでも理解できない部分もある しかし、この本の帯にリリーさんは 『なにかに、つまずいている人の方が、魅力的だと思う。』と書かれています。 それがリリーさんの伝えたいことで リリーさんが本当に伝えたいのは、7つ目の『世界』なのかもしれない そして、その『世界』は今の時代を指しているような気がします。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
エロい星新一?,
By char78 "char78" (神奈川県川崎市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ボロボロになった人へ (幻冬舎文庫) (文庫)
短編集。前半、洒落とエロなど生身のテイストの少々入った星新一という感じの作品がいくつか。これが面白い。後半はだんだんとエモーショナルになって青臭くなっていく。 青春群像劇なのに共感の無い後半より、 共感を必要としないシチュエーションコント的な前半が 個人的には好き。
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