下品でタブーで最悪な笑いのオンパレード。
だけど笑っちゃいました、心から。
障害者や人種への差別って、聞いていると居心地悪く不愉快になるものですが
この映画ではそうはなりませんでした。
それは多分、この映画がおちょくっている対象が被差別者ではなく
自らの価値観を絶対だと信じこんで、まわりが見えなくなっている人々だからじゃないでしょうか。
特にロデオ大会でのスピーチには胸が空きました。
「テロの戦争を支持します!(ここで観客から大歓声)
ブッシュ大統領がかの国のすべての男、女、子供の血をすすり、
国を完全に破壊し、向こう千年間は一匹のトカゲも生存しない状態にすることを願います!」
あなたたちが支持している戦争とは、こういうことなんだ、と
強烈な皮肉で、一般のアメリカ市民に突きつけてくれました。
とはいえ、ボラットの出身国とされるカザフスタンには同情してしまいました。