本編は66年UKツァーまでのディランの歴史的映像で、英語と日本語を同時に表示させれば、各人の言葉を深く理解することができる。、「はげしい雨が降る」を初めて聞いたときに泣いたというアレン・ギンズバーグ、あるいは心強いバックバンドであるザ・バンドを騎士たちのようだというディランの言葉等は、当時のアメリカの文化、ロックの流れを活写していて心に響く。
特典としてフル・レングス・パフォーマンスが数曲収められている。その中では、65、66年のUKツァーのときのものが素晴しい。ホテルでの騒ぎの中で、生まれて間もないラヴ・マイナス・ゼロをディランがギター1本で弾き通し、最後には皆が聞きほれてしまう場面、そしてコンサートでのライク・ア・ローリング・ストーン, いつもの朝にの演奏は圧巻である。それから、本編でインタビューを受けた、バエズを含む4人が各々ディランの曲を歌う貴重な場面も収められている。バエズが時折ディランのマネをしながら、Love is just a four-letter wordを最後まで演奏する場面は、2人の歴史に思いが及び、本当に胸に染みる。それら特典を含め、本DVDは疑いなく何回も観たくなる作品だ。