弱小メジャーリーグチーム「ロサンジェルス・アースクエイクス」の見事な低迷ぶりと
野球そっちのけの間抜けな会話(アメリカン・ジョーク風含む)が楽しいギャグ漫画。
画風は表紙の通り、ペーソス溢れる(ペーソスて!)もので、
スポーツが題材なのにほとんど動きを感じさせないタッチはある意味驚異的。
チームの主砲は、打てない・守れない・走れない・歩く姿はただのデブ、
と4拍子揃った“黄金の家畜”ボブ・ホフマン。
彼が不動の四番の地位を築いているのは、「他に誰もいないから」だ。
三番・サードのヤングマンは、血の気の多い乱暴者。
1シーズン退場12回のメジャー記録保持者。
チーム随一の親日家で、時折ことわざを披露したりもするが、
「同じ穴のムジアナ」などと、チーム仲間を困惑させるばかり。
抑えの切り札、相手打線に火をつける“ファイヤーマン”ジャック、
卑怯な生き様で知られるセカンド“カメ虫ジョー”、と
ほかにも個性的すぎる愛すべき仲間たちが揃ってる。
「まったくあの空振り…、バットとボールが見事にすれ違っていたからな。お前の夫婦生活のように」
これは、ともに離婚経験をもつボブと相手キャッチャーとの、高度な駆け引きの一部。
こんなオシャレな会話のスキルアップを目指す方は、いますぐこの本で学習しよう。
なお、巻末にはカラー&英文の「ボブゆか本国版」が特別掲載。
著者代理人・ダン野々村氏による詳細すぎる日本語訳も付いてるから安心です。