1994年から2005年の10年間の、バレンタイン監督が語った言葉をメディアの中から選び出した語録集です。
見開き、または、1ページに1フレーズ、バレンタイン監督の言葉が載っています。そしてその後に、その言葉が発せられたときの状況を説明し、さらに、編集した方々の解説を加える、という構成です。 タイトルの後にサブタイトルが並べられているプレゼンテーションのスライドを覗いているような感じ、と言うと伝わりますでしょうか?
あっという間に読めてしまいますが、考えると奥が深い言葉たちです。
2005年シーズンのマリーンズの優勝と、バレンタイン監督の強い関わりがみえてきます。そして、バレンタイン監督の野球に対する姿勢、バレンタイン監督の人柄の一端がみえてきます。
監督が、愛情をもって選手を見守り、褒め、選手が自信をもって試合に向かえる気持ちを作り出しているのがわかります。
矛盾しているようですが、監督の言動は、すべて勝つことに繋がっていっているようにも感じます。勝つために必要な言動を、計算してとっているかのようです。勿論、悪い意味でなく、監督の人間性なのでしょうが。
バレンタイン監督の語録集ではありますが、実は、編集した方々の、バレンタイン監督やマリーンズやファンたちへの思いが強く伝わってきます。
解説の部分がなくても良いから、読者がもっと考えられる部分を残しておいてほしかったなあと思います。もっと深く、監督の言葉と向き合えられるように。