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ボディ・メッセージ
 
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ボディ・メッセージ [単行本]

安萬 純一
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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第20回(2010年) 鮎川哲也賞受賞

内容紹介

探偵が招かれた邸で起こった殺人事件。遺体は衣類とともに消え去ってしまう……、被害者は、そして事件の謎は? 名探偵・被砥功児、最初の事件。 第20回鮎川哲也賞受賞作。

登録情報

  • 単行本: 289ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2010/10/9)
  • ISBN-10: 4488024645
  • ISBN-13: 978-4488024642
  • 発売日: 2010/10/9
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 456,155位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ピート・コージと聞いただけでは日本人だとは思いませんよね。
そんな奇妙?な名前の名探偵の第1弾。
名前は、おそらくPete Coseyからきていると思われます。

Pete Cosey(ピート・コージ)は1943年シカゴ生まれ。
ギタリスト。
60年代頃からシカゴで活動をはじめる。
エレクトリック・マイルスバンドに参加。
ジミヘンドリックス並の存在感を持つギターで有名。
ならば、御手洗潔(彼のギターテクニックはプロ級。)を意識していることは明白。

思えば、御手洗の登場となった占星術殺人事件 (講談社文庫)にも切断死体が出てきましたね。

内容的には本格探偵小説。
個人的には、良くも悪くも御手洗潔が頭の隅にイメージされてしまう。
実際、ピートの描写が少ないのも不満ではある。
美味しいところだけ持っていくのは星影龍三に似てなくもない。

個人的には星4つ。

次回の事件はガラスのターゲット
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mutantmogura トップ1000レビュアー
鮎川賞受賞作である。
島田御大の一押しだし、本格ミステリ系新人賞の受賞作ということで、かなり期待して読んだ。
その期待の通り、という点はあった。
ただし、期待はずれ、という部分が、私には許容できない作品だった。

舞台はアメリカであり、ストーリーは探偵社の探偵がメインとなって進行する。
だから、作品から受ける雰囲気は、一種ハードボイルド的なものがある。
そのあたりが、たぶんリーダビリティとなっているのだろう。

しかし、謎の提出には疑問を感じた。
まず、謎の中心が明確ではない。
もちろんアレなのだが、それがあまり強烈ではない。
つまり、謎のプレゼンテーションがうまくないのだ。
そして、それを謎と思っているのは関係者のみなのだが、それほど深刻に感じてもいないという点がひっかかった。
つまり、自分たちの身に直接的な危険が及ぶのでなければ、本業をそっちのけにしてまで捜査するか?という現実的な疑問がある。

なにより、ラストでの真犯人の指摘であるが、正直エエッと思ってしまった。
いや、悪い意味での意外性なのだ。
つまり、その人物を犯人と特定するべきロジックが、ほとんどないのである。
不可思議な謎の解明は、ある趣向が明らかになることでクリアになるのだが、これも“ちょっと”という感じだ。
もちろんこの趣向を用いてはいけない、というわけではない。
しかし、不確定要素というか、推測の入り込む余地が多すぎる。
徹底したロジックの本格、というスタイルの作品ではない、ということなのだ。
詰め将棋でいうところの、余詰めあり、という感じなのである。

これは、私の読み方が悪かったのかもしれない。
つまり、著者は、けっして本作をフーダニットとして書いたわけではないのだ。
本作はホワイダニットの作品であり、フーダニットを期待した私が悪いのである。
そのネタとなるアレは、確かに島荘なら好きな設定かもしれない。
しかし、もっとうまく扱われていれば、もっと意外性を引き出せたのではないかと思う。
これは少々残念なところであり、新人の作品といっても、受賞作なのだから、もう少し完成度が高くても良かったと思う。
そして、このネタは微妙なもので、その取り扱いには神経を使わなければならないし、もちろん映像化など難しいだろう。
特にテレビでは。

そういう意味合いで、私は本作は、あまり評価できない。
途中までは、けっこう面白く読んだのだが、ラストで腰砕けになった感じである。
ただ、あのダイイング・メッセージの設定は、ちょっと面白かった。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本格の醍醐味 2011/2/28
首と片腕だけが切り取られた死体。その理由はなんと! という話。なによりいいのは、こんな怪奇な謎をちゃんとロジックで解いているという点。これぞ本格という気がする。たしかに途中で真相がわかってしまう人はいるだろうけど、それは、わかる人にはわかられても構わないという書き方をしているせいだと思うし、それでこのロジックのよさが下がるわけではない。
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