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ボタニカル・ライフ―植物生活
 
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ボタニカル・ライフ―植物生活 [単行本]

いとう せいこう
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)

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第15回(1999年) 講談社エッセイ賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

「ベランダー」で行こう!庭も時間もない不自由な都会でも、ベランダーなら植物と暮らしてゆける。

登録情報

  • 単行本: 273ページ
  • 出版社: 紀伊國屋書店 (1999/03)
  • ISBN-10: 4314008393
  • ISBN-13: 978-4314008396
  • 発売日: 1999/03
  • 商品の寸法: 18.6 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 257,648位 (本のベストセラーを見る)
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19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
多くの都市生活者にとって、庭を持つことは夢であり、ましては草花に覆われた庭園なんてのは夢のまた夢だろう。二極化が進行していると言われる現在、そんな叶わぬ思いにため息をつくくらいなら、いっそ価値観の大転換を図るべきかもしれない。

本書が提案するのは、そんな屈折した極私的な価値感を発見し、定義し、育んでいくことだ。それは同好の志を勇気付け、日当たりの良い優雅なガーデンなんかより、植物には厳しいくらいな環境のベランダが欲しい、と覚悟させるに違いない。

著者は悪条件を乗り越えるため、あるときは戦場の司令官、またあるときは弱小チームの野球監督となって、鉢たちと共に奮闘する。逆境を乗り越え、たくましい生命力を謳歌する植物を褒め称え、上手く采配を振るった自らの職人的手腕(あくまでベランダーとしての)に対して悦に入る。日夜植物の調子を見定め、必要とあれば緊急手術室の執刀医のごとく振る舞い(あくまでベランダーとして)、救い切れなかった植物と自らを悔やむ。

北向きベランダの鉢たちは、孤独な都会人にとって癒しの存在などでなく、もはや共に不器用に生きる同志たちなのだ。

なお、著者の視点と語り口は毎回楽しめるのだが、さすがに何年も同じテーマで書き続けられるとマンネリ化が否めない。ニューウェーブの園芸家としてはもう十分花開いたと思うのだが、この植物日誌はあたかも自然の摂理のごとく永遠に反復するのだ。
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
くすくす。 2004/5/9
形式:文庫
くすくすしながら、一気に読んでしまいました。私は若輩ベランダーですが、自分が女であるということをしみじみ実感してしまいました。とにかく男臭いのです。ぷんぷん。植物のチョイス、花の好み、意地っ張りなところ!女の人が読んだら男心の勉強になり、男の人が読んだらなにかと共感できる一冊ではないでしょうか。なかなかお勧めです。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
これまで季節など考えることもなく過ごしてきた都会人にとって、植物から教えてもらう季節感は本当に新鮮なものです。最初の年は無我夢中でやってきたことが、2年目には経験となり、段々と植物と語り合えるようになっていくプロセスがガーデニングの醍醐味ではないでしょうか?ガーデナーではなくベランダーであると自称するいとうさんの植木鉢は、今年も増えつづけているのでしょうか?
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ぷぷぷ
マンション住まいの落ちこぼれベランダーを何年か前に卒業(っていうか自己退学っていった方が適当かも)... 続きを読む
投稿日: 2008/9/24 投稿者: RiCO
ハードボイルド文体
花などに興味がありつつ、園芸の持つ過剰に優しく平和的なイメージに対して照れがある方には是非オススメ!(そんなふうに考えて自己嫌悪、なら尚更に!)作りたいのは家庭菜... 続きを読む
投稿日: 2008/9/24 投稿者: 蒲公英
この本がおもしろくてたまらない私は、なんだか忙しい。
いとうせいこうさんが好きで「見仏記」を愛読している私。「見仏記4」がでたことを知り、3を読んでいないのに4がでたか・・・、とあわてて3を注文する。その日ちょうど帰... 続きを読む
投稿日: 2008/5/2 投稿者: 夢の本棚
不器用なベランダー?植物の愛し方。
「ガーデナー」ではない「ベランダー」。せいこう氏と植物との蜜の日々。本能のままに触手を伸ばし、気まぐれに花開き、枯れていく植物たちにおののき、その美しさに憧れる。... 続きを読む
投稿日: 2005/8/30 投稿者: kie*
ペーソスとユーモアと
ガーデナーならぬベランダーの生態を綴った本。著者本人が大先生と呼ぶカレル・チャペックの『園芸家12ヵ月』をしのぐおもしろさ。花たちを擬人化しすぎるきらいはあるが、... 続きを読む
投稿日: 2005/3/1 投稿者: ぱぴぷ
共感できた
ベランダでの超個人的な「植物生活」はワクワクするような気持ちや期待感,
喜びや,切なさを味わわせてくれます.この感じがとても絶妙な文章で表現... 続きを読む
投稿日: 2005/1/14 投稿者: tiny_bug
ベランダー同志諸君!
本書は、玄関先に、こじゃれた木製のコンテナを置き、こぼれんばかりの花をあちらこちらから吊るしているそういう『ガーデーナー』の方には向かない。彼らには限られたスペー... 続きを読む
投稿日: 2004/11/16 投稿者: 赤土
いとうせいこうが同志に
私にとってせいこう氏は心の兄。その兄とまさか共通の趣味をもとうとは・・・しかも園芸・・。抱腹絶倒&ハードボイルドな一篇。
投稿日: 2004/8/1 投稿者: 植物
日本のチャペック!
いとうせいこうさんならではの語り口が面白い!こんな見方で植物を眺める人もいるのか,と驚くこと間違いなしです。深い,深い植物愛を感じさせてくれる楽しいエッセイ…日本... 続きを読む
投稿日: 2004/6/25 投稿者: highbanks
植物愛に溢れた都会生活
人間で溢れ返った都会なんかで生活を送っていると、部屋でペットを飼ってみたり、ベランダ園芸にはまったりするような生活に憧れる傾向があるようです。で、またこれが物書き... 続きを読む
投稿日: 2004/5/29 投稿者: ほそみち
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