『ボストン・リーガル』はエミー賞に何度もノミネートされていたので、シーズン1(全17話)をみたのですが、色恋沙汰ばかりで回を重ねるにつれてマンネリ化。シーズン1のコレクター・ボックスをアメリカから取り寄せて買ってしまったのだから…と思っても、最終話まで見られるか私の根性が試されました。が、第11話から面白くなります。
マッチョなカウボーイ的男子代表のようなデニー・クレイン(舞台の法律事務所の経営者の1人でもある弁護士)。
その男子たちを相手に仕事を円満にこなし、出世していくにはタラ・ウィルソンのように「男性との関係を円満に運ぶためには、異性を惹きつけるセクシーさを本能的に使いこなせ」、かつ、「男性にとっては女性なんか仕事上では相手にしていないことを深く感じない鈍感な人」でないと、この事務所で働いていくのは難しいかなあと感じさせます。そのため、マジメに働くローリ・コルソン(モニカ・ポッター)の孤立無援さにこのドラマを見続けるのが辛くなってきます。
ハリウッド映画で描かれる「万民に平等にチャンスが与えられる社会」をアメリカを思っていたのですが、実際は『ボストンリーガル』シーズン1で描かれる「カウボーイとチアリーダーの国」で、セクシーさも含めた一般ウケがよい(人気がある)のが重要な社会なのだと、まざまざと見せ付けられるので不快に感じるのかもしれません。
ところが、第11話でキャンディス・バーゲン演じる男勝りのやり手弁護士で経営者でもあるシャーリー・シュミットが登場すると雰囲気が一転します。
シュミットは着任早々に職場で行われている女性に対するセクハラまがいの行動を止めさせて、セクシーであることが重視されていた女性蔑視を一掃。有能な管理職ぶりを発揮します。それまでやりたい放題で退廃的な雰囲気だった法律事務所が一生懸命仕事することが報われる職場に変わってからは不快感を感じずにこのドラマを見られるようになりました。
私はシーズン1で挫折してしまいましたが、おそらくキャンディス・バーゲンの登場で修正された流れを汲み、シーズン2以降は面白くなっていくのだと思います。エミー賞ノミネートもシーズン2以降のようです。
ということで、シーズン1の前半は☆2ですが、「第11話からは面白い」のと「シーズン2からもっと面白くなるだろう」ということで☆1つオマケして、☆3つとしました。