克則は一年の刑を言い渡され独房の中にいた。弁護士からまだ公ではないがコスト抑制のために試行中の『消失刑』の選択肢もあり、その場合刑期は八ヶ月に短縮されると言う。しかも居住エリア内であれば行動の自由も与えられ、刑期が終了すると自動的にロックが解除されるバニッシング・リングを首に嵌めるだけ。但し、リングから微弱な特殊電波が発せられ周囲の人々からは克則が見えなくなり人とコミユニケーションをとろうとすると行為をリングが予知して首を絞めるという。刑期の短縮に惹かれ『消失刑』を選択した克則は幾度も首を絞められながら学習し無痛の日々を刑期終了の日まで積み重ねていた。そんなある日ホームレスとなっていた中学の同級生荒戸をホームレス狩りの中学生から救った折リングが壊れてしまい「刑期終了通知書」が届いてもリングは外れず食事は絶たれた。死の宣告にも似た事態に恐怖し生きる気力を無くしかけていた時菜都美という女性の声が頭の中に響いた!会話をしてもリングは作動しない!助かるかも!と思ったのも束の間。奈都美を探すうち臓器売買のための誘拐をしている狂気集団を突き止める。が、どのようにして助ける?