著者は北朝鮮で金日成と金正日の絵を1000枚以上描いたという肖像画家。出身成分(北朝鮮における出自)が悪く、「党員」になれないことが分かり脱北をしてきたとのことです。
自分でも書いていますが、『中の上』の人から見た北朝鮮が赤裸々に描かれています。親が賄賂を払ってくれて兵役がわずかですんだこと、性意識、労働環境、そして、アメリカ・日本・韓国・中国・ソ連(ロシア)に対する国民の意識等がかなり正直に書かれています。
「他の脱北者が、~と言っているけどそれは言いすぎだと思う。」、という指摘も何箇所かあり、いろいろ考えさせられます。
読んでいて、「自分が同じ環境でもそうするかな。」、と思うところがありました。
他の脱北者が書いた書籍と比べてみるのも面白いと思います。