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マイケル・ムーアが、『ロジャー&ミー』や『ザ・ビッグ・ワン』でやったように、アポなし突撃取材で挑んだ優れたドキュメンタリー映画。今回のターゲットは「銃規制」。この主題をとりまくあらゆる論争を巧みに展開、それらの論争を打ち負かしていくが、「他の民主主義国家に比べて、どうしてアメリカ人は互いを殺しあうのか?」という問題の答えはなかなか見つからない。コロンバイン高校銃乱射事件や、ムーアの地元ミシガン州フリントで起きた6歳児の発砲事件にフォーカスを当て、探求は進む。コロンバイン高校銃乱射事件を引き起こした生徒が銃を購入した大手ディスカウントストアのKマート本社に乗り込んだり、全米ライフル協会(NRA)会長、チャールトン・へストンの自宅を訪問、アメリカ国内での銃規制に反対する人々や組織に説明責任を求める。ムーアの切り口には、ユーモアと感情があり、ただの熱血漢で終わっていない。ムーアは、犯罪のはびこる世の中において、真に良識のある発言者となりつつある。(Bret Fetzer, Amazon.com)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
マイケル・ムーアが、独自のスタイルであるアポなし突撃取材とブラックユーモアで、“コロンバイン高校銃乱射事件”を足がかりに、アメリカ銃社会を鋭く斬り話題となった長編ドキュメンタリー。
内容(「Oricon」データベースより)
1999年4月20日、コロラド州リトルトンのコロンバイン高校で起きた、少年二人による銃乱射事件を機に見えたアメリカ銃社会の現状。なぜ銃を捨てる事ができないのか? そんな根本的な問いに“マイケル・ムーア”が自慢の突撃取材でタブーとされてきた銃社会アメリカの病理を暴く!
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
世界を震撼させたコロンバイン高校銃乱射事件の背景を、各方面への突撃インタビューを重ねて追跡する――その着想と語り口のおもしろさ、ジャーナリストの鏡のごとき姿勢に関しては、もうあちこちでさんざん語られ賞賛し尽くされているのであらためて言葉を重ねるのも気恥ずかしいけれど、でもやっぱりコレは“間違いなくドキュメンタリー映画の歴史に残るだろう”と表現するしかない作品なんだと思う。アカデミーやカンヌを筆頭に世界の映画祭の受賞歴がズラリ並ぶ事実も、もちろん今では作品に箔をつける無比の宣伝文句として機能しているわけだが、でもでもむしろマイケル・ムーアがこの作品でほじくり返したものにピンときた人が世界にこんなにも……と、そんな次元でホッとさせてくれる事実のように感じられる。だってこの世は虚々実々でよっくわからないのだものぉ。\そこでムーアの出番なのだ。表現者ムーアの醍醐味は、ああ、言ったあっ! という快感に尽きる。彼の手法も思想もじつは決して奇抜ではないし、題材はみんなが知ってる思ってる悩んでる諦めてるコト。ただ彼の場合は“諦めてる”がない。そして監督作業においては、瞬間芸のようにみせていてじつは事前の設計図引きの際の天才的パースペクティヴ認識が作品の質を支えているのである。本作公開後もアカデミー賞授賞式典での武勇伝やシステム・オブ・ア・ダウンの「ブーム!」のPV監督といった蛮勇が話題になったが、その本性は現実の悲劇と喜劇に敏感な感性だろう。これがたんなる憎悪や混ぜっ返しでないことは、著作にせよ映像にせよ彼が手がけたものに実際触れれば即座にわかる。本DVDでは初回限定特典で同梱されているアメ本仕様のムーアまるわかり副読本も読みがいがあるし、そういう細々とした周辺の情報を知りたくなるキャラクターでもあるのだ、ムーアのおっさんは。 (平野和祥) --- 2003年10月号