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しかしこの2人、性格も考えていることも全然違う。一方は行動派で楽天的、もう一方は無気力の塊のようなヤツ。このアンバランスな2人組、なんだか行き先不安だが、読み手は皆(?)この2人が好きになってしまうんじゃないだろうか。
2人はラスト付近で、底なしの無力感に遭遇する。けど、ホーリィもゴーストも、自分の中の無力感をはねのける。そこがいい。2人はこの妙なバランスの舵を何とかとって、危機を乗り越えるのだ。そして最後、読者はビートルズの有名な歌詞にストンと落とされるにちがいない。シリーズの中でも特に愛されるうちの1冊ではないだろうか。
エンブリオ上下巻を読んで
これから「ジョジョの奇妙な冒険」のような
特殊能力、またこのシリーズ全作を通じて問題になる
「統和機構」との戦いが続くと思いきや
いざ「ホーリィ&ゴースト」を読み始めると
そうでないことが分かる。
イイ意味でシリーズの初期に戻った感じだ。
私は「パンドラ」が一番近いと思う。
少年少女が世界の危機を背負い自分達の力で切り抜ける。
後半の例の彼女の登場。
ブギーのいつも通りのにくい登場シーン。
私が大好きなエッセンスだ。
特に今回の主人公ホーリィとゴーストの関係が絶妙だ。
ホーリィの明るいのだか暗いのだか分からない性格。
ゴーストの積極的なんだか消極的なんだか分からない性格。
ラストの二人の絡みかたも印象に残ること間違いない。
今後もこの二人が登場してほしいものだ。
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