わたしは東京在住大阪人。
日ごろ、大阪って『カンサイ〜』って言われて結構バカにされているなぁ...とか、『漫才かヤクザか』の両極端な人間しかいないんじゃぁーん?とか。
TVの悪影響なのか偏見みたいなのが蔓延していて、嫌気がさしていました。
でもやっと!(涙)大阪人でさえ満足のいくフッツーの人間たちのフッツーの映画が観られました。
吉本の漫才師さんのベストセラー映画化。
これだけですとわたしは抵抗あったんですよね。小池徹平さんのおかげです(ウフ)
監督さんは長野県民(県民の性格からして大阪人とは180度違う、相性の悪いはずの長野県人!)、でも、インタビュー拝見するとしっかりした視点をお持ちで、この作品をご自分が制作する過程でいろいろと考えてこられたんだなーと尊敬してしまった。
単に一地域だけの特別な人情物語・・・になりえたのに、この監督さんは現代日本で閉塞されつつある、団地社会の谷間にフツフツと出口を求めている空気をかぎとったのです。
「いずれ死んでしまうのに、苦しんで生きていくってなんでやねん?」という質問への問いかけも、13歳の中学生(だれもが通ってきた思春期の難しい場所)を通して一気に映像化して観客の胸にとびこんでこられました。
もちろん、答えはぼんやりとでしか分かりません。ただ思うには、お兄ちゃんのセリフ、「自分で決めろ」というのがやっぱりカギなんでしょうね。
さて、原作は映画のあとで読んでしまったので、ぶり返した感じで感動薄れました。田村さん、ごめんなさい!
これから観る方は、映画をまずじっくり観られることをお奨めいたします。
その後、このDVDの特典映像の3兄弟のおしゃべりや、映画についたコメンタリーを心ゆくまで楽しみましょう。映画制作のおもしろさも分かりますし、それから離れたところで大笑いできます。特典映像がおもしろいなんて、、、初めてっす。
もっとも大阪人だからかもしれませんが、あのノリが楽しめるのは。。。あ、偏見かな、これ!?