決定版ともいえる本書は、Webユーザビリティの産業専門家として広く知られたヤコブ・ニールセンと、ユーザープロファイリングの専門家マリー・ターヒルによる共著である。共同制作の結果、実用的効果を期待できる類例のない書となった。Webデザイナーならさっそくページを繰り、あますところなくその知恵にあずかることだろう。
冒頭の章では、ホームページに盛り込みたい特徴と機能性をチェックするための正確なガイドラインが、いくつか示されている。「見本によって内容を示す」「グラフィック・デザイン」などの項目に書かれた詳細な説明を読めば、読者はたちどころに興味をそそられ、さらに先を読みたくなる。これらのガイドラインには信頼できる統計と、「ユーザーはよそのサイトばかり見る」という不吉な「ヤコブの法則」も付け加えられた。そこにはサーチや個人情報保護ポリシーやロゴなど、さまざまな約束事の扱い方について興味深い統計も示されている。
それを経てWeb上の最も有名な50のホームページを体系的に解体分析しているところが本書のウリである。著者は労を惜しまずユーザビリティを厳しく分析する。個々のサイトは説明図によって、いわばその不動産利用法が分析され、専門家の目で率直に要約される。そのあとホームページの個々の項目が鋭く指摘され、分析されて改善の可能性をさぐる、という展開となる。
Yahoo、CNET、イーベイなど権威あるWebサイトの活動を批判するのは大胆だが、著書の優れた仕事はそうした有名サイトのデザイナーにとっても必読書となるだろう。そのほかの読者にとっては貴重な福音といえる書である。(Stephen W. Plain, Amazon.com) --このテキストは、 ペーパーバック 版に関連付けられています。
(日経パソコン 2002/06/10 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
実践的で、必ず役に立ちます,
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レビュー対象商品: ホームページ・ユーザビリティ ~顧客をつかむ勝ち組サイト32の決定的法則 (単行本)
たくさんのホームページを作ってきましたが、実際には、さまざまな要求があるのでルール通りのユーザービリティを実現することは難しいものです。本来は、かなりのテストを行って、そのサイトならではのルールを作っていかなければなりません。とはいえ、本書のようなわかりやすいチェックリストが手元にあるのとないのとでは、大違いだと思います。前半はチェックリスト、後半は事例集になっていますが、どちらも実際のサイト作りにすぐ役立ちますし、すでにあるサイトのリデザインに威力を発揮します。ヤコブルールについては、デザイナー側からは批判もあるようですが、ネットユーザーが増え、コモディティ的な使い勝手が要求されているのも事実、部分的にでも、参考にしていく価値があるリファレンスだと思います。ただ、リスト的ですので、一冊目としてはお薦めしにくいです。できれば前作とともに読むといいでしょう。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
絶好調 ニールセン ルール,
By dave310 (L I Y) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ホームページ・ユーザビリティ ~顧客をつかむ勝ち組サイト32の決定的法則 (単行本)
前作がピンと来ない部分が目に付いたことに比べれば、前半がチェックリストとそれを裏付ける統計分析、後半が実際の分析と実に解りやすい構成になっている。その理論には大きく賛否が分かれることだろうが、大まかに押さえるべきルールは、参考になり制作者には頼もしい味方となるだろう。ただ「なぜそうなるのか」の様な基本概念に迄は言及していない箇所もあるので、研究者には物足りない側面もみられる。後半の分析部分で面白いのは、「ウィンドウ領域の使用内訳」で、グラフィック出身者には馴染みの「版面率」に通じるものがあり、サイトから受けるイメージを数字で表せる新しい手法を感じさせる。どちらにしても「ニールセン教」には、必読の一冊と言える。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
絶好調 ニールセン ルール,
By dave310 (L I Y) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ホームページ・ユーザビリティ ~顧客をつかむ勝ち組サイト32の決定的法則 (単行本)
前作がピンと来ない部分が目に付いたことに比べれば、前半がチェックリストとそれを裏付ける統計分析、後半が実際の分析と実に解りやすい構成になっている。その理論には大きく賛否が分かれることだろうが、大まかに押さえるべきルールは、参考になり制作者には頼もしい味方となるだろう。ただ「なぜそうなるのか」の様な基本概念に迄は言及していない箇所もあるので、研究者には物足りない側面もみられる。後半の分析部分で面白いのは、「ウィンドウ領域の使用内訳」で、グラフィック出身者には馴染みの「版面率」に通じるものがあり、サイトから受けるイメージを数字で表せる新しい手法を感じさせる。どちらにしても「ニールセン教」には、必読の一冊と言える。
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