○○○のミッチャンこと高橋道子さんに初めて会ったのは、私が仙台で生活していた三十数年も前の事である。
それは、私が、ある国立大学の特殊教育学の助教授だった赤堀哲雄氏に、脳性麻痺児童の高速度撮影写真による行動分析が上手く行かないので、協力して欲しいと、相談を受け、そこの特殊教育科の暗室を預かった頃の事である。
その赤堀先生や同じ特殊教育科の心理学の助教授である久保田正人先生の研究室に出入りしていた学生の一人が、○○○のミッチャンこと高橋道子さんだった。
私には、ミッチャンの言う社会正義を振りかざした話が、とても実績の無い話に聞こえ、それは彼女が学生だから当たり前なのだが、多少の共感は覚えるが、御付き合いは致しかねるレベルの話だった。
私は、ミッチャンに、今後もう十年間、同じように言い続け、実践も続けられたら信用しようと言ったのだった。
それから幾星霜、、、。
最近、そのミッチャンの消息が知れた。
この本を読み、HPを見て、電話を入れてみると、果たして、高橋道子さんは、○○○のミッチャンだった。
彼女は、十年どころか三十年以上も同じ事を、言い続け、思い続け、やり続けたらしい。お会い出来たら、中抜けしなかったか訊いて見たいと思っている。
信用とは何かを、考えさせてくれる人物の著書である。
オススメです。