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ホームズのいない町―13のまだらな推理 (FUTABA NOVELS)
 
 

ホームズのいない町―13のまだらな推理 (FUTABA NOVELS) [新書]

蒼井 上鷹
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

そんじょそこらにホームズのように名推理ができる人はいません。登場人物が不完全な推測をし合い、勝手に誤解をして、いつもおかしな展開に。妻とのロマンスのために庭を掘ってほしくない男と、庭のお金を掘り返したい男の思惑が交錯する「第二の空き地の冒険」など短編七編と、関連する掌編が六編入った、傑作ミステリー集。

著者について

1968年千葉県生まれ。大学卒業後、会社勤務を経て執筆活動に入る。第26回(2004年)『小説推理新人賞』(選考委員/森村誠一氏、乃南アサ氏、花村萬月氏)を受賞。その後、『小説推理』に掲載された「大松鮨の奇妙な客」(現在、双葉ノベルス『九杯目には早すぎる』に所収)が第58回(2005年)『日本推理作家協会賞・短編部門』の候補となる。

登録情報

  • 新書: 355ページ
  • 出版社: 双葉社 (2008/3/19)
  • ISBN-10: 4575007684
  • ISBN-13: 978-4575007688
  • 発売日: 2008/3/19
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 732,523位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
シャーロック・ホームズものの名作を下敷きにしたという連作短編集である。蒼井作品は初読。

まず冒頭は「6つのナポレオン」もの。語り口にちょっと特徴があるのが気になるが、まあ、なかなかよくできているといえる。ドイル作品のモチーフとの関連付けもちゃんとしてある。
しかしこのあと、超短篇をはさみながら、いくつかの短篇ものがたりが繰り広げられるのだが、「美しき自転車乗り」ものはかなり関連性が苦しいし、ホームズネタの作品としては、だんだん元ネタが苦しくなってくる感じがいなめないのだ。

一方、ともかく読み進めていくにつれて、あれ?と思う描写が重なってきて、最後の最後に・・・という構成はなかなか凝っていて面白い。ちょっといくらなんでもご都合主義すぎるという話もあるが、まあエンタテイメントとしては許される範囲か。

なんとなくですが、作品群に下手にホームズもの的な色付けをしてしまったので、読む側として期待値があがってしまったのが敗因な気がする。そういうシリーズだと考えないで読めば、伏線の張り方なども含めてなかなか楽しめる作品なんじゃないか。
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形式:文庫|Amazonが確認した購入
この作者で最初に読んだのが「最初の探偵が死んだ」でした。
こんな設定のものは山口雅也にあると思いながら、さらに、山口雅也の方がずっと良かったと思いながら読み終えました。

でも、懲りないんですよねえ・・・この本も買って読んでしまいました。
短編小説の間に4頁程度の極小品を挟んで、計13編、連作短編集とでも言うんでしょうか。

いわゆるシャーロック・ホームズものではないと思います。
「六つのナポレオン」や「赤毛連盟」を直ちに思い出させるものもありますが、全体としてはホームズの名前を出す必然性は感じませんでした。
ホームズを単に引き合いに出しているだけの小説集であって、ホームズもののパロディ作品集を期待すると裏切られるのではないでしょうか。
こんな風に評すると、「ホームズのいない町」とわざわざ断っているではないかと反論をされそうですがね。

説明不足だったり、説明がごたごた入り組んでいるものが交じっているようにも感じました。
この手のものがお好みの読者ももちろん沢山いらっしゃるでしょう。

私は、お金を出して買って読んだ本ですから、損したとは思いたくない。だから、悪くは言いません。ただ、2冊で一応卒業かな。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ポロロッカ トップ500レビュアー
形式:新書
『小説推理』誌に連載(07年04月-08年03月号)された12編,
これに書きおろし1編くわえた,合計13編の短編集になります.

ある編では主役だった人物が,ほかの編では脇役になるなど,
さまざまな事件を,さまざまな視点,時間から切り出しており,
「さっきの編のあの人」「あの場所の別視点?」といった具合に,
すべての人物,言動,場所やアイテムにまで目が離せなくなります.

また,複数の物語に広がってはいるものの,ひとつの『芯』があり,
人や物語が収束に向かい,たたまれていく終盤はなかなかの読み応え.
連載時とは収録順も違うようで,練られた作品だったことに気づきます.
反面,これに気づけない中盤あたりでは,ややだれる感もありましたが….

ちょっとメモを取りながら読むと,いっそう楽しめると思いますし,
巻末にある連載時の順番で読み直すと,また違う発見がありそうです.
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