アメリカのグラインドコアレジェンドの3rd。
復活作だった前作リリース後にJesse Pintadoが若くして急逝。
バンドは後任ギタリストにヴォーカルと同じResistant Cultureの
女性ギタリストKatina Cultureを迎えて無事存続を果たした。
David Vincentも再び合流し、新体制お披露目となる本作。
Katinaのプレイはスラッシーに細かくリフを刻んだりトレモロリフを多用したりと
メタル畑な演奏スタイルでJesseのそれとは雰囲気が異なる。
そのためバンドサウンドもハードコア色が減退しデスメタル色が強くなった。
帝王Morbid Angelの強靭なリズム隊をバックにギターは精密機器のような
緻密な高速リフを積み上げ、ヴォーカルはグロウルでポリティックな歌詞を歌う。
サウンド全体にみなぎる緊張感が非常に高く、高密度に詰め込まれた
激烈音塊を凄まじいスピードでぶっ飛ばすさまに圧倒されます。
それにしても、ここ数年の鬱積を晴らすかのようなPete Sandovalの
鬼神のようなドラムプレイは圧巻。
全編に渡って疾走しまくりブラスト打ち込みまくりで気迫に満ちている。
タイトで引き締まった音質もサウンドの緊張感を助長しており効果的。
ベテラン勢の年齢を感じさせない、気迫のこもった激烈盤。
亡きJesseの魂に捧げる渾身の1枚です。
それにしても激音界のベテラン勢の快進撃は止まりませんね。
素晴らしい。