この本はN○K教育テレビ、きょうの料理で御馴染み菊ノ井の大将・村田吉弘さんが昨今完全に崩壊、歪んでしまった日本の古きよき伝統、慣習、文化について経験、先達からの教えに基付いて自らの思う所を述べ、また読者への再考を促す内容にもなっています。
だからといって内容は大将独特の関西弁の文体や4コマ漫画を用いたりして、こういう本にありがちな堅苦しさは微塵もなく、実に読みやすい、フレンドリーな内容になっています。
また、座布団の前後や茶席での振る舞い方など目から鱗な話もたくさん挿入されていて、実に面白く役にたつ本です。まあ一番面白いのは大将の“ぼやき”なのですが・・
追記・某百貨店で売っている菊ノ井のお弁当の“箸”は先が細くなっていて実に使いやすいものです。
こういう細かい心配りに菊ノ井の良心が感じられます。