「近頃の若者は使えない」という考えを覆す一冊。
ホンダの人材育成を、
トヨタ、ソニー、パナソニックなど代表的な日本企業を長く取材してきた著者が、
とくに若手育成に焦点をあててまとめている。
人事担当者ではなくても、後輩の指導などに生かせることがあると思う。
普通に読んでも、同世代として刺激になったし、やる気になった。
各章で、ジェットエンジン開発、生産管理、汎用機開発、アシモ開発、電動二輪開発、海外二輪営業、社会活動、二輪開発、環境エンジン、硬式野球部員、パッケージデザイン、国内四輪営業を、それぞれ担当する12人の、これまでの仕事での失敗談、成功談、叱られた話、ほめられた話などが等身大で描かれる。彼らの経験談から、ホンダの人材育成の考え方が読み取れる。本文中で話している内容は非常に濃いと思う。
各章扉にそれぞれの社員の写真あり。
最終章は、前12章のまとめ。
社長と人事部長のコメントを入れながら、ホンダの人材育成法が解説されている。
ホンダは、「個人」の力を企業の成長力にかえられる企業だということ。
自動車業界の専門知識がなくてもストーリーがあっておもしろく読める。
テンポよく進んでいくので読みやすい。
一章が短いので通勤で読むのにもおすすめ。