「元テイク・ザットの」という形容詞はとっくに必要ないヨーロッパのスーパースター
ロビー・ウイリアムスのライブDVDです。
3日間で37万人という人数を集めたと聞くだけでどんなにすごいものかわかっていただけると思います。ヨーロッパでの人気を考えると日本での人気はどうも今ひとつ盛り上がっていないような気もしますが、このDVDの売り上げはストーンズなどをぬいて、ライブ盤で一番売れているようですし、ドイツでの発売初日には1日での売上枚数がマトリックスを抜いたという話も聞いています。
テイク・ザット脱退後、エンジェルスが大ヒットしカリスマ的存在となったロビーですが、ドラッグやアルコールの問題があったせいもあり、辛そうに見えてならなかったものです。それがこの前のロビー・ウイリアムス・ショーを見て、何かがふっきれたようなそんな印象がしましたが、このライブをみて本当に彼は苦しみを抜け出したのだなという感じがしました。
彼のショーの盛り上げ方は天才的だと思いますが、これほど多くの人がひきつけられるのには、彼から伝わってくる寂しさや悲しみなのではないでしょうか。
それは誰もが持っているものだと思っていたのですが、今回のショーをみて彼は神に選ばれた人であり、彼のどうしようもない孤独というのは天才であるがゆえなのではないかと感じました。
バックを飾っていた背景に描き出されたうつむいたロビーの背中にある天使の翼は、彼が以前持っていたものを今だけ失っている、そんなことを思わせるような意味の深い背景だったような気がします。
ロビーに興味がある方も、今まではそうでなかった方も充分楽しめるのではないでしょうか。(うちの母も最期まで一緒に見てしまいました!)
見渡す限りの観衆を見て、ロビーが言葉につまったり、思いが一杯につまったFeelや Angelsはこちらも思わず胸がつまってしまいました。