3年経って聞き返してみると、やっぱりいまだ訴求力はある作品だと思う。
過去の偉大な先輩たちの焼き直しだろ、なんて言ってる人間もいるが、さすがにどう聞いてもそうは聞こえない。安易すぎる。
彼らが定義した音楽性とは、ヒップホップ的な散弾のようなリリックを、いわゆるジャム的なガレージロックに乗せるというもので、それはウェラーやタウンゼントといった老い先短いレジェンド達の音楽性とは全く違う。
このスタイルでやっていくにはメロのポップセンスに加えて、作るリフの面白さ、そして歌詞を書く力量も必要。リバティーンズと違ってアークティックに有力な直結した後継が出なかったのは、アレックスはやっぱり稀有な才能を持っていたからに他ならない。音楽いっぱい聞いてるし、かなり頭がいい人間だと思う。
捨て曲が一切ない楽しいアルバムだが、やはりシングルカットとマーディ・バムだけは抜きんでている。
安易にヴァースコーラスな曲は少ないのに、全体としてキッズに十分分かるぐらいキャッチーなのが凄い。
3rdはそろそろ出るそうだが、不安なのはもう彼らは明るい作品を作らないんじゃないかなぁということ。
2ndがサバスやストライプスを振りかけた感じでヘヴィだった。3rdもややメロっぽくもその延長のようなので、もしかしたらメンバーがやりたいのはそっちのほうなのかもしれない。(ラストシャドウでメジャー調の曲は書いていたので、決してアレックスがそういうのを書けなくなったわけではなさそうだが・・・)