西海岸(サクラメント)出身、Deftonesの「名盤」と誉れ高い3rd。
月並みですが、この作品は何回も聞きました。マジです
未だに、たまに聞き返してるぐらいの作品です。
これが発表されて以降、日に日に高まってきた彼らの評価の中から
「これはRadioheadへの回答、パクり」だの「UKRockへの擦り寄り」言われてますが、
実は『The Cure』等のゴシックからの強い影響が見えてきます。
(Deftonesを語る上での、この重要な要素は『B-Sides & Rarities』が出るまで、
誰も解りませんでした)他にも、アビエントやアブストラクト等の要素も盛り込まれてます。
当時Vo,チノとGt,ステファンとの、「叙情性かヘヴィーさ」を押し出すかの、
音楽的対立・バンド内での緊張が最高潮に達していた為、この様なイビツで美しく、
今までとは違った、今後の彼らを決定づけたユニークな作品に仕上がったと、
彼らの最新インタヴューで語られています。
この作品の雰囲気を表す言葉として、かのSlayerのケリー・キングが
『DEFTONESはセックスのとき聴くといいね。』と語ってるように、
まさに何とも言えない「エロさ」と「倦怠・退廃感」が漂ってます。
ヘヴィーでベタベタと汗臭そうなんだけど、ミョーにクールにセクシーでもって、
(暗いという意味ではなく)体感温度が下がる様な空気感。
凝ったリズム(ドラム)に、ヘヴィーで時にハッとさせられる優しいギター、
蛇がトグロを巻いてるような重厚なベース、クーラーの冷気の如くのSE(打ち込み)の上に
多彩なVoエフェクトのチノが絡めば、こうもユニークな音楽が出来るという見本。
この作品が、この後続く『エモバンド・ブーム』への影響は大きいものがあります。
と、語り尽くせぬまでの作品。誰かのレヴューにあったように、夜中の蒸し暑い熱帯夜、
独りドライブで窓を開けて、えもいわれぬ風を感じつつ大音量で聞いてみてください・・・