フィルコリンズのセパレート・ライヴズを目当てに改めて見ました。
監督はグレゴリー・ハインズの方を推しているようだが、冒頭のミハイル・バリシニコフのダンス(ローラン・プティの「若者と死」)がすばらしい。ヴラジーミル・ヴィソツキーの「馬(koni priviredliviye)」に合わせて、感情を爆発させながらマリインスキー劇場(の設定で)で踊ったダンスと共に、筋など関係無しに楽しめる。
ランコムで有名なイングリッド・バーグマンの娘、イザベラ・ロッセリーニもいい味を出している。
そして、エンディングのライオネル・リッチーのセイ・ユー・セイ・ミーがなぜか感動的。最後に全てを持って行かれた。
監督テイラー・ハックフォードによる解説も、冷戦下でどうやってレーニン像やキーロフ劇場など本物のソ連の映像を撮影できたかなど、興味深い話が聞ける。この映画を作ったのは民主化の3年前。解説は民主化後に収録。
この映画から色々な物に枝分かれして行けるという意味でも、ちょっとオーバーですが一度は見ておきたい映画です。
ちなみに、フィルコリンズのセパレート・ライヴズはオリジナルよりも、エイミー・キーズと歌っているライブバージョンの方がお勧めです。