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これ、実に面白いし、バリシニコフの踊りがスゴイ。名作です。
ストーリーも面白く、実にドラマチックで、アクションものとしても見られます。しかも、リアリティに溢れている。
印象的なバリシニコフの踊りの数々。「イレブン・ピルエット、イレブン・ルーブル」のシーン、自らが育ったキーロフ劇場で昔の恋人1人だけのために捧げる踊り、ほとんど踊らないけど、そのキーロフ劇場に別れを告げるシーン・・・・。
ソ連の体制下で亡命を手助けしたら、ほぼ間違いなく、死刑・収容所暮し等を意味するのに、敢えて、助ける恋人の想い・・・。
領事館への亡命シーンは、先日の瀋陽の日本領事館亡命事件の際に、まず、私の念頭に浮かんだ印象的なシーンでしたが、さすが、米ソ両大国は「外交」の格の違いを見せ付けます。(これと比較して日中両国、特に日本の対応の情けないこと・・・・。)
他にも、細かいけれど、印象的なシーンは数え切れないほどあります。
冒頭、緊急着陸シーンで副操縦士が、(ソ連軍事基地の滑走路がジャンボには短かすぎるので、)機長に「ディシジョン!」、機長は即座に「ランディング!」。たった二語だけど「責任」とか「決断」というものを実に印象的に示すシーンでした。
ストーリーはやや甘く、本格的なアクションや深い芝居を期待する向きには不満があるかと思うが、間違ってはいけない。これはミハイル・バリシニコフという天才のために作られた映画なのだ!さらに彼を支える女優陣がいい。マネージャや昔の恋人役に良い役者が揃ったので、話が締まった。
但し、コンテンポラリ・ダンスに興味のない方にはお勧めしません。もしダンスがお好きな方ならば、(ミーシャのファンでなくても)ダンスシーンだけで買う値打ちありです。
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