FBIものではありますが、ホワイトカラー犯罪といってもそれほど複雑であったり、犯人との攻防が緊迫したりするようなものではありません。
そういう意味では刺激に乏しいかも知れませんが、日常的に楽しめます。
犯罪捜査をダシにしながら、毎回ちょっとした人間的な優しさやドラマが描かれます。
勿論その優しさを見せるのは主人公のニール。
頭を使って粋な心配りをするのが魅力。
主人公が女性にもてるのも納得です。
女性の直感はこの人の本質にある誠実さや善良さを見抜くのですね。
個々のエピソードの他に恋人のゆくえを追うという縦糸も用意されていて、興味を先に引っ張って行きます。
いいのはめったやたらに人が死んだり物が壊れたりしないこと。
また、登場する人物も不愉快な人間がいないこと。
映像は、ガラスの映り込みを多用した奥行きのあるもので、場面の切り替えもスムーズで洗練されています。室内装飾もさりげないところでいい絵が掛かっていたり、デスクの上の小物がしゃれていたりします。
上質な娯楽の時間が楽しめるいい作品です。
久しぶりにアメリカのいいTVドラマを見た気がします。