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ホロコーストからガザへ パレスチナの政治経済学
 
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ホロコーストからガザへ パレスチナの政治経済学 [単行本]

サラ・ロイ , 岡真理 , 小田切拓 , 早尾貴紀
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「パレスチナ問題」を経済学的に分析し、世界的に注目される著者が明らかにするイスラエルの占領実態と国際社会の援助の行方。ホロコースト生存者の娘という出自から問う、人間の記憶と倫理への思考。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ロイ,サラ
1955年アメリカ生まれ。政治経済学。ハーバード大学中東研究所上級研究員。パレスチナ、とくにイスラエルによるガザ地区の占領問題の政治経済学的研究で世界的に知られる

岡 真理
1960年生まれ。現代アラブ文学、第三世界フェミニズム思想。京都大学大学院人間・環境学研究科教授

小田切 拓
1968年生まれ。フリージャーナリスト。報道・経済番組制作後、イスラエル/パレスチナを中心に取材を行なう。とくにガザ地区、隔離壁、経済援助の問題を掘り下げた報道で知られる

早尾 貴紀
1973年生まれ。社会思想史。東京大学COE「共生のための国際哲学教育研究センター」研究員、東京経済大学他非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 280ページ
  • 出版社: 青土社 (2009/11/24)
  • ISBN-10: 4791765125
  • ISBN-13: 978-4791765126
  • 発売日: 2009/11/24
  • 商品の寸法: 19.4 x 13 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 欧風 VINE™ メンバー
形式:単行本
『世界』2010年1月号でもインタビューが掲載された、自らはホロコーストの犠牲者の娘であるにもかかわらず、ハーバードの中東研究者として、ガザのパレスチナ人の苦境を数字をあげて経済学的に分析した著者の講演などをまとめた本。ガザについても、これだけ詳しい本は他にないのではないか。
 といっても、冷たい学究ではなく、豊富な現地情報やエピソードを交えて、イスラエルや米国、EUの論理の矛盾を筋立てて批判した本である。感情的なイスラエル批判やパレスチナ支持の本と違い、論理的な分析であるがゆえに、よけいにイスラエルの占領システムの構築が容赦なく着々と進んでいることが伝わってくる。
 実はオスロ合意自体が、イスラエルが米国やEUによる制止もなく、イスラエルによる占領の強化を可能にする面を持っていて、さらにパレスチナ社会を分断、破壊し、持続も維持も不可能にしていく残酷な過程が、著者独自の視点「De-development」(反開発)によって分析されている。
 基本的に講演集なので、一冊の本としてのまとまりは完璧でないが、この著者の主著『ガザ回廊』が日本語で読めないなかで、その研究の紹介として十分すぎる、いい本で、もちろん、この本で著者の観点や分析は十分に紹介されている。
 イスラエルによるガザ支援船襲撃の背景を考えるにも、日本語で読める貴重な一冊である。
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