ハンドル型グリップというと、本体ごと左右に回転させる操作が連想されるが、この製品の真価は握りやすさとLRフックの押しやすさにある。
3DS本体はあまりにコンパクトな設計のため、大人はこれまでかなり窮屈な持ち方をしてきた。
従来は本体を中指と薬指の横側に乗せて支えざるを得ず、どうしても不安定になったが、このハンドルを取り付けると人差し指の根元と中指・薬指・小指の腹でグリップを握れるため、すごく安定する。はめこむだけだが、グラグラするようなこともない。
また、3DS本体のみだとスライドパッドとLボタン、ABXYボタンとRボタンが近いうえ、LRボタンが小さいこともあいまって、親指と人差し指の間隔が2cmくらいしかなく、人差し指を大きく曲げなければボタンを押しにくかったが、このハンドルのLRフックは大きくて少し遠い位置にあるため、親指と人差し指の間隔が4cmほどに広がり、人差し指が伸びて非常に楽に操作できる。
装着するとSDメモリーカードスロットは隠れてしまうが、充電、ボリューム操作、写真撮影などに不自由はない。
しかし、耐久性にはかなり難ありだ。2週間ほど使用したところでRフックが押されたまま戻らなくなったので、シール下および裏側4カ所のネジを外して分解してみると、プラスチック製のRフックの軸が折れていた。Rフックを押さえているバネを外してみたら、一応操作はできるようになったが……。もう一つ買ったがまたしても2週間で壊れた。今は折れた部分にドリルで穴を開けて2cmほどに切ったステンレス釘を打ち込んで使っている。
操作性の向上は魅力的だが、安価とはいえ普通に操作しているだけで壊れるほど脆くてはあまりおすすめできない。