ホーム・エクスチェンジといわれても、
日本ではほとんどと言うより、まったく耳にしない言葉だろう。
ホーム・エクスチェンジ、互いの家の交換。
ロンドン在住のアイリス(ケイト)は、泥沼の恋に涙する毎日。
一方、ロサンゼルス在住のアマンダ(キャメロン)は、恋より仕事の毎日。
そんな彼女たちが、今の自分を変えるべく、ホーム・エクスチェンジ。
環境も、何もかも変えて、新しい自分になる。
そして、こんなダメな自分とおさらば。
そんな意気込みで始まる映画。
でも、何よりこの映画を盛り上げるのは、俳優陣だと思う。
泣き虫で、ちょっとかっこ悪いかわいい男を演じるは、ジュード・ロウ。
お茶目なユーモラスで優しいいい人を演じるは、ジャック・ブラック。
そして、アイリスの恋のキューピット、いや人生のキーマンとなるイーライ・ウォラック。
アマンダは、悲しい過去からけして泣くことができずにいた。
だからこそ、仕事に没頭して、必死に完璧な女性として生きてきた。
だけど、人生には休息も必要、そこで、アイリスと家を交換。
そんなロンドンで、出会ってしまったのが、
自分とは反対に気持ちをストレートに出すジュード演じるグラハム。
彼の優しさに惹かれていくも、彼にはある秘密が・・・
アイリスは、仕事の上司と泥沼恋の真っただ中から抜け出せずにいた。
でも、そんな悲しい人生を歩んでいてはいけないと、一大決心。
ロサンゼルスで気分一新、と思ったけれど、やっぱり彼が忘れられない。
そんなアイリスの前に、一人の迷子老人、アーサー。
彼はかつてハリウッドで働く有名人だったのだ。
そして、自分を隠さず、いつもストレートに生きるジャック演じるマイルズ。
でも、彼には自分には不釣り合いだという女優の彼女が・・・
ふたりの恋の行方を絶妙なタイミングで織り交ぜ、
これまたぴったりの音楽で綴る。
一見登場人物が多くて、複雑なのではと思うが、
綺麗に見れる流れで、まったく退屈にならない。
是非、金曜日の夜に見てほしい一本。
うまくいかないことも、哀しいことも、悔しいことも、
楽しいことも、素晴らしいことも、切ないことも、
休暇をとって、忘れましょう。
そして、恋まですれば、もう完璧。