前作はヴァンパイヤ特集、今回は童話特集となり、ぶんか社の月刊誌「まんがグリム童話」と同様のコンセプトになってしまいました。作家も昔の同誌や「ホラーM」の懐かしい名前が見受けられます。
前作から引き続き登場の御茶漬海苔さん、犬木加奈子さん、千之ナイフさん、ペルソナさん、坐麿屋ミロさん、たみさん、昇龍亭圓楽さんそして4コマ漫画の佐藤さくらさんに今回は稲垣みさおさん、松川郁さん、そして奇想漫画家の駕籠真太郎さん、新鋭の徳山明人さんを加えた陣営です。
ネームバリューの有る作家さん達の作品が有る程度予想された内容が多かったのに比べ、たみさんの「薬用人魚姫」が借金で首が廻らなくなったホスト達を餌とし、政財界VIP向けの長命食材として養殖されている人魚の設定と柔らか味の有るキャラクターデザイン等含めて良く出来ており気に入りました。
お目当ての問題作家駕籠真太郎さん作品はグリム童話「小人の靴屋」の翻案物で、小人のマシンの様な邪悪振りよりも女たらしで怠惰な靴屋がシリアルキラーと化していく様の方が怖い佳品でした。
連続掲載陣では千之ナイフさんと佐藤さくらさんは設定を継続していますが、後は完全に書き下ろしです。
前巻より、エロティックさと恐怖の融合度は下がって来た気が致します。今後の方向性に期待です。