すぐに読み終えられそうな本だと思って購入したのですが、期待以上に内容充実
で、読み応えのある本でした。まったくの入門書より一歩踏み込んだ内容に
なっています。
特に好感がもてたのは、ホメオパシーのリスクについて、しっかり明記されてい
た点です。ホメオパシーは副作用がなく、安心して使える、安全なクスリという
誤解が巷に溢れている現状。どのようなリスクがあるのか?ということについ
て、この本ではハッキリとした回答をしています。
ホメオパシーの科学的根拠についても触れられています。なかなかこういう
情報を耳にすることは少ないので、大変参考になりました。
ニ重盲検法で行われた花粉症治療において、ホメオパシーの効用がプラシーボ効
果によるものではなかった、という主旨の論文が1988年の「Nature」に掲載され
たということと、化学療法の副作用による口内炎の予防、緩和に、ホメオパシー
が効果的であったという内容の論文が、2001年に医学雑誌「Cancer」に掲載され
た、という話でした。
近年、ますます流通を広めているホメオパシー薬ですが、予防医学という点でも
優れており、医療費の削減にももってこいなんじゃないかと思うのですが、
日本では、今後どのように発展していくのでしょうか?
本書は、女医さんによって書かれた本です。
個人的な意見ですが、人体、精神に作用する薬である以上、参考文献も、相談
する専門家も医師免許のある方のほうが安心感を覚えます。
付録のレパートリーも充実しているし、それでいてこの価格はお買い得ですよ。