ホミサイドという作品が大傑作なのは、もちろん誰しもが認めるところなのでしょうが、
あの魅力的な日本語吹き替えも、ただただ素晴らしいの一言につきると思います。
ジャデーロの亀井三郎を筆頭に、
マンチ 田原アルノ
ボランダー 茶風林
クロセッティ 稲葉実
ルイス 大黒和広
ペンブルトン 青山穣
ベイリス 川中子雅人
フェルトン 塩屋翼
ハワード 紗ゆり
といった布陣は、わずかに茶風林と塩屋翼がアニメで知られているのみで、
あとは完璧に洋画吹き替えの(脇役の)職人といった面々ばかり。
一見地味な、ありきたりの吹き替え版になるかと思いきや、
これがものすごい個性と個性のぶつかり合いというか、おもしろ〜いことになってます!
刑事ドラマの旧約聖書「刑事コロンボ」が、言ってしまえば小池朝雄の独演会なのに対し、
刑事ドラマの新約聖書「ホミサイド」は、ある意味、全員小池朝雄状態!
ともかく吹き替え的にも、一見の価値がある作品であることは、間違いありません。
シーズン1の中では、個人的には「アディーナと三人の男たち」がおすすめ。
ホミサイドという作品全体をつらぬいて流れるアディーナ・ワトソン殺害事件。
このエピソードは、ペンブルトン、ベイリス、そして容疑者の
ほぼ三人だけの会話によって成り立っている、全シーズン中でも白眉といえる一作です。