インストバンドSAKEROCKの3rdアルバムにして、初のインストアルバム。なんのこっちゃ(笑)って感じですが、本当です。そして、SAKEROCKの最高傑作だと思います(今のところ)。前作までの歌ありラップありスキャットありの楽しい感じも好きなんですが、インスト一本で勝負した本作は本当に凄い!!ノスタルジックなんだけれど古くさくない。ゆるいんだけど、聴いててダレない。エキゾチックなんだけれど日常。初めて聴くんだけど、昔からずっと聴いていたようなメロディー。SAKEROCK というバンドの旨味がこのアルバムに全て詰まっているんじゃないでしょうか。リーダー星野源とベースの田中磬のかく曲は前作までと同様か、それ以上に哀愁ある名曲ばかりです。そして、本作からはさらにトロンボーンのハマケンが本格的に曲を作っています。"菌"、"最北端"、"におい"がそうですが、これがまた良いんです。ビートルズのジョージハハリソン、バッファローのリッチーヒューレイ、はっぴいえんどの鈴木茂。「第三の男が活躍する時、そのバンドは名盤を生み出す」なんて話を聞いたことはありませんが、間違いなくこのアルバムは名盤です。多くの曲でリード楽器として用いられているマリンバの懐かしい響きをはじめとして、聴けば聴くほど全ての「音」が愛らしく感じられます。