高級ホテルと言えば豪華絢爛な設備が思い浮かぶが、本書を読み、サービスを支えるために膨大な人手がかけられていることに驚いた。在米日本大使館で執事を務めたマネージャー、肉を見分ける専門シェフ。高級ホテルには職人が支えていることを感じさせる。ほかにも、細かくて心憎いサービスがこれでもかと言うくらい紹介されている。
主な内容は国内の新旧高級ホテルの紹介だが、今、世界からホテルグループが次々と進出していることから、自然と世界の主なホテルグループの概観にもなる。世界のホテル企業がどのようなサービスで、勝ち上がっていったかを説明していて、その特長が日本国内のホテルにどう生かすか、生かされているかも書かれている。
表題の通り、都内で激化する高級ホテルの生き残りを見るのが楽しくなると共に、実際に泊まってサービスを受けたくなる、と思ったら、巻頭・巻末に、本に出ている主要なホテルの料金表、ホテルグループ、連絡先が掲載されていて、これも親切。