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ホタル帰る―特攻隊員と母トメと娘礼子
 
 

ホタル帰る―特攻隊員と母トメと娘礼子 [単行本]

赤羽 礼子 , 石井 宏
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

体験者が語る感動の物語

1945年6月、出撃の前夜、特攻隊員の宮川軍曹は「小母ちゃん、死んだらまた小母ちゃんのところへ、ホタルになって帰ってくる」と鳥浜トメに言い残して鹿児島県知覧基地から出撃していった。ところがその夜、トメの家に、本当に一匹のホタルが入ってきたのである。この本の題名はこのエピソードからとられた。
軍の指定食堂を経営する鳥浜トメは長女の美阿子と次女の礼子とともに、出撃する特攻隊員を暖かく迎え、送りだした。隊員たちもトメを実の母親のように慕った。この本は、息づまるような状況のなか、日本人がどのように行動したかの貴重な証言である。

内容(「BOOK」データベースより)

鹿児島県知覧の特攻基地の近くで軍の指定食堂を営んでいたトメは、母のように隊員の世話をした。ここから、いくつもの感動的な物語が生まれた。この本は、トメの娘が自分の目で見た母と特攻隊員の触れ合いを描いた作品。

登録情報

  • 単行本: 245ページ
  • 出版社: 草思社 (2001/05)
  • ISBN-10: 4794210604
  • ISBN-13: 978-4794210609
  • 発売日: 2001/05
  • 商品の寸法: 19.5 x 14 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 79,187位 (本のベストセラーを見る)
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44 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
米軍の本土上陸を控え、鹿児島は知覧に組織された陸軍特攻隊基地に、日本のためと信じて志願してきた年端もいかぬ特攻隊員達が送られてくる。
まだあどけなさの残る少年達の多くいる特攻隊員達の、心からの憩いの場として見いだされた富屋食堂のトメは、隊員や教官達から実母以上に慕われ、それに応えるように、限りなき無償の愛を捧げ尽くす・・・。

軍神として散華しなくてはならなかった青少年達の、一番リラックスした状態に長く触れたトメと、その娘である著者礼子にしかみることの出来なかった数々のエピソードは特攻隊員の実像を伝える、一番正しい資料なのではないだろうか。いやしかし、資料と言うにはあまりにも切なく、悲しい。

輝くような純粋な瞳の、冒頭の写真にもある特攻した少年達の!実像と、その後の無惨な結末。
自分たちが死ぬことによって残された日本が救われる・・・と信じて、彼らの多くは潔く命を散らしていったのだった。

著者、またはその母の立場ならではの各隊員達との親密な心の交流は、読者をして当時の状況に肉迫せしめ、まるで目の前に本物の特攻隊員がいて、一人一人別れを告げていく幻影を見るような気さえしてくる。

木訥だが真の人類愛の体現者とも言える鳥浜トメの生涯を軸にして、当時の特攻隊員達が特攻間際どのような日常を送り、どのような別れをしたのか。おそらくは、この本にしか見ることのできない特攻の真実があるのではないだろうか。
ともすれば情に訴える形式を軽視しがちな「戦争」についての現在の認識を、原点に立ち返らせてくれる一冊である。

このレビューは参考になりましたか?
51 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
特攻に関しての書籍は多いが、これは特攻という方法で国の為に殉じた少年達の純粋さにスポットがあてられている。トメをとりまく隊員達がただそのままに語られていて、やたらに評論家や解析好きの登場する本とは違う。
特攻以外にも、国の為や愛する家族の為に殉じた兵は数百万にのぼるが、彼らが一人残らず、我々と同じく「人間」であった事がよくわかる。違うのは、彼らは「民族の誇りを持った人間達」であったという事だ。
この本に興味を持ち、ここを訪れた時点で、貴方にはこの本に出会える機会ができたのだから、とにかく読んでみるべきだ。
人生の中で読む事のできる本の数などしれているが、貴重な一冊に出会う運命も、そう多くはない。貴方にとって、この本はそういう本の一冊になることだろう。
このレビューは参考になりましたか?
42 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本屋でこの本を見つけてなぜか衝動買いをしていました。
その日のうちに全部一気読み。止める事は出来ませんでした。
涙がいっぱい溢れて拭いながら読みました。
小母ちゃんの実の母にも負けない、それ以上の愛と優しさで少年兵達の厳しい生活の中での唯一の癒しになっていたんだなぁと思います。

特攻兵という悲しい記録になって逝ってしまった少年達(青年もいますが)の真実が書いてあります。
全員が全員日本人ではなかった事。
何度挑戦しても敵艦に突撃する事は出来ず没したもの。
自分自身に暗示をかけるかのように何度も「お国のために」と。

ほとんどの少年達が空へ向かう前に小母ちゃんの店へ来て実家の家族へ向けた「最初で最後の本音の手紙」(少年兵達の手紙は上官に検査をされてからしか送ってもらえなかったため本音はほとんど書けなかったようです)を渡していた事。その手紙を上官達に見つからないように早朝に隠れてポストに入れた事。
戦後には多くの中傷や非難を受けながらアメリカ兵の世話もしたこと。

毎日毎日逝ってしまった少年兵達のお参り。
少年兵の家族への手紙。
亡くなるまで小母ちゃんは少年達の母だったんだなぁと思いました。
だからこそホタルは帰ってきた。

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現実とイマジネーション
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子にも読ませたい
数年前に泣きながら読みました。
そして平成生まれの双子の娘にもぜひ読ませたいと大切に保管してあります。... 続きを読む
投稿日: 2010/5/20 投稿者: なつみ
日本を守ってくれて、ありがとう
多くのレビュアーの方々に本書の詳細を譲る。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/12 投稿者: JPN850R
まさに生ける観音
知覧町を実際に訪問して、冨屋やトメさんのことを知りました。この本を読んで、豊かな現代からは想像もしがたい史実に触れました。是非、若い人たちにも勧めたい本です。
投稿日: 2009/4/2 投稿者: 渡辺弘美
特攻隊員とアメリカ軍将兵をともに受入れたトメ
日本軍の若い特攻隊員は,予科練や学徒出身で,実戦経験もなく未熟だった。その彼等に与えられた「重い命令」を少しでも楽にしてあげたいとトメはがんばった。その一途な母親... 続きを読む
投稿日: 2008/9/22 投稿者: sun
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DNA
えーっと。今、読んでます。 ものすごく興味もあるし、それ以上に、なんと言うか、切なくて、理不尽で・・・。 日本人としてその時代に共感し、共鳴してしまいます。
投稿日: 2007/4/17 投稿者: よね
鳥浜トメの戦争体験記
あの太平洋戦争時代に、薩摩半島にある知覧という小さな村で何が起きていたのか、を知りたい方には最高の本でしょう。... 続きを読む
投稿日: 2006/7/1 投稿者: ニューヨーク
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