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ホタルの歌
 
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ホタルの歌 [単行本]

原田 一美
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

クラスの子に誘われホタル狩りに出かけた原田先生。どれがオスでどれがメス?どうして光るの?何を食べているの?子どもたちの質問に先生は答えることができません。徳島県は美郷村、中枝小学校の原田先生。受け持ちの児童と一緒にホタル研究のはじまりです。六年生四十三人とのホタル研究は、学校から地域へ、地域から県へ、そして国へ…。ホタルと自然を守り、卵から成虫までを見守った、すべてを自分の目で確かめた観察の全貌。小学校高学年から。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

原田 一美
1926年徳島県生れ。徳島師範学校本科卒業。以後県内の小、中学校で教職にたずさわり、徳島市、県の教育委員会などに勤務。1987年3月、徳島市富田小学校を最後に退職。現在は執筆を中心に活躍して、その講演には定評がある。元日本児童文学者協会徳島支部会長、徳島ペンクラブ理事。主な作品に『出会いがあって』(第1回石森延男児童文学賞受賞)ほか随筆集など多数。作品は毎日新聞、徳島新聞等主催の読書感想文コンクールの課題図書となっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 178ページ
  • 出版社: 未知谷 (2008/01)
  • ISBN-10: 4896422104
  • ISBN-13: 978-4896422108
  • 発売日: 2008/01
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 967,511位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
全国の川がキレイになって、ホタルが飛び交っているところが多くなっています。
でもそのほとんどがゲンジボタルだそうです。
それも良いですね。
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形式:単行本
 著者は小学校の先生。
 徳島県は美郷村という山里の中枝小学校で宿直をしているとき、子ども達から「ホタル狩り」の誘いを受けたのがそもそもの始まりでした。川面に乱舞するゲンジホタルの大群に魅せられ、子ども達とともに観察を始め、人工飼育に挑戦し、3年がかりで卵から成虫になるまでを見届けた活動の記録です。

 学校の先生らしくわかりやすい文章で、小学生高学年から読めそうです。

 ホタルについてほとんど知識がなかった私ですが、この本の中の小学生達に教わっているような錯覚を受けました。
・成虫だけではなく卵も幼虫もさなぎも光ることを初めて知りました。
・カワニナという巻き貝しか食べない幼虫、水しか飲まなくて生殖活動を終えると3週間の命を終える成虫(「ホタル来い」の歌に習って砂糖水を与えたら死んでしまった!)。
・キレイな清流に住むホタル・・・鉱山の廃液が流れる川には一匹もいない事実。

 本で調べてお終いではなく、実際に飼育して卵から成虫になる過程を詳細に観察し、試行錯誤の中で知識を確認していく熱意と集中力に脱帽しました。その生き生きとしたまなざしを記録に残したいと先生も思ったのでしょう。

 初版の年代から計算すると、ホタル研究部の部員は私より少し先輩達。私の田舎にはすでにホタルはいませんでしたが、春夏のザリガニ釣り、小川にはメダカが泳ぎ、秋には赤とんぼの大群が空を埋め尽くす自然が残っていました。
 現在の子ども達は「人為的に造られた遊び空間」しか与えられず、未知の自然に踏み入って行くときのドキドキ感が経験できなくてかわいそうですね。

 一時、ホタルの研究で盛り上がった村も時代の流れの中で過疎を免れず、中枝小学校は廃校へ。図らずも、貴重な記録となりました。
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