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5つ星のうち 5.0
映画と同じあざやかな色合い・コマひとつひとつが「絵」,
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レビュー対象商品: ペーパーバック版 なぞのユニコーン号 (タンタンの冒険) (ペーパーバック)
大判のものは何冊か持っていましたが、それほど深い思い入れはありませんでした。が、映画を見て、映像のすごさに、もう一度読みたくなり、映画の原作になったものを購入。印刷がぐっと色鮮やかになり、映画そのものです。このことの可否についてはひとによって意見が分かれるかもしれませんが、わたしは画面のパワー、すみずみまで描きこんだコマの精細さ、アクション・ポーズのうまさ、そしてマンガらしい楽しさがぐっと引き立ったように思います。 こうして見ると、コマひとつひとつがポスターのようです。それを眺める楽しみはつきません。 そして映画のモーション・キャプチャーで、マンガ的アクションのおかしさに驚いた(原作はかなりリアルだと思っていた)ので、今回この原作を見直しますと、たしかに初期の手塚治虫のギャグのようなアクションではないんですが、マンガ的な誇張アクションはありました。 でもその描きかたはデッサンがきちんとしていて、いかにも実写でもやれそう、と思わせるもの。だからこそ映画も、これを三次元CGで見せたい、と思ったのでしょう。原作マンガ自体が、二次元ではなく、三次元を内包しているのだ、ということも、今回よくわかりました。 紙面で見ていると、リアルで実写ぽかったアクションが、現実に三次元化されるとマンガっぽい、という逆転、これもおもしろいところです。 映画を見て興味をもった人には、ぜひ、こちらを手に取ることをお勧めします。映画制作陣が、この作品のどこに惚れこんだかが、逆に見えてきて、一見古めかしいエルジェの読み方がわかります。そして、あの映画が、エルジェのもっていたベクトルの、ひとつの進化形であることも。
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