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ページをめくる指
 
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ページをめくる指 [単行本]

金井 美恵子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ピーター・ラビット・シリーズやワイズ・ブラウン、センダックなど多彩な絵本をめぐる名エッセイ集。石井桃子との長い対話を収録。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

ページをめくる幼い指のよろこびを共有したい―。「ピーターラビット」シリーズやマーガレット・ワイズ・ブラウン、モーリス・センダック、バルテュスらの絵本を紹介しつつ、豊かな絵本の世界の魅力を伝える、名エッセイ集の増補版。巻末に石井桃子へのロング・インタビューを収録。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 単行本: 155ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2000/09)
  • ISBN-10: 4309013759
  • ISBN-13: 978-4309013756
  • 発売日: 2000/09
  • 商品の寸法: 21.8 x 15 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 当代随一の作家による、絵本についての批評/エッセイ集。絵本といってもいわゆる啓蒙系(「むしばのほん」とか)ではなく、純粋な「おはなし」系が多く紹介されます。

 著者は自分の幼い頃の記憶を呼び起こしつつ、絵本を読むであろう子供たち、それを読んできかす大人たち、その本が書かれた時間にも思いをめぐらせながら、相変わらずのあたたかい洞察でもって内外の絵本をレヴューしていきます。「せきたんやのくまさん」を書いたリヴァプールの女性の孤独や、ビアトリクス・ポターの誠実さを記すときの静謐な筆致が、とても感動的です。もちろんその他のページに収められている文章もいちいち素晴らしく、ラストを飾る「おはようのほん」についての文章なんて、ちょっとキマリすぎなくらいです。
 
 金井美恵子氏の数ある著作の中で、裏ベストといえるかもしれない本。装丁も見事なものです。

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形式:単行本
 金井美恵子が誰かの文章を評した言葉で、忘れられないのが「優雅なけだるさ」。この贅沢な本書に漂っているものに、名前をつけるなら、たしかに「優雅なけだるさ」というものになるのではないか。

 金井美恵子はデビュー当時からずっと、絵本や児童書といったジャンルにまなざしをむけてきている。だから、金井美恵子ファンにとって、この本のセレクションは、おなじみのものかもしれない。

 児童書の老舗・福音館書店発行の「母の友」に連載されていた頃、若い(あるいは若くない)母親は、彼女の幼い子どもに絵本を読み聞かせてやったあと、寝息をたてるわが子を見やりながら、昨日書店から受け取ったばかりの「母の友」をめくり、「ページをひらく指」を読みながら、ふいに優雅なけだるさに包まれてしまい、育児の疲れから、子どもとともに眠りに落ちてしまう、「ページをひらく指」に載っていた絵本についての気がかりな夢を見ながら……。
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