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ペンローズの“量子脳”理論―心と意識の科学的基礎をもとめて (ちくま学芸文庫)
 
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ペンローズの“量子脳”理論―心と意識の科学的基礎をもとめて (ちくま学芸文庫) [文庫]

ロジャー ペンローズ , Roger Penrose , 竹内 薫 , 茂木 健一郎
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,470 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「心を科学的にきちんと理解するためには、物理学の大革命がどうしても必要なのです」(序文より)。『皇帝の新しい心』『心の影』で一躍脚光を浴びたイギリスの数理物理学者ロジャー・ペンローズ。量子重力という数学的真理に「脳に宿る心の本質」を究めようとするその世界観を、インタビュー、論文に、科学作家(物理)の竹内薫と脳科学者の茂木健一郎が詳細な解説を加え、立体的に解明する。量子力学こそが意識の成り立ちを解明するものだと主張する“量子脳”理論―世界中を巻き込むスリリングな論争の現場がここに。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ペンローズ,ロジャー
1931年、イギリス、サセックス州コルチェスター生まれ。数学者、数理物理学者。1964年、S.ホーキングとブラックホールの特異点定理を証明、1972年、王立協会会員に選出、1973年、オックスフォード大学ラウズ・ボール教授職に就任、1994年にはナイトに。宇宙の構造モデルとして量子重力理論とツイスター理論を提唱、ペンローズタイルやペンローズの三角形を考案

竹内 薫
1960年生まれ。科学作家

茂木 健一郎
1962年生まれ。脳科学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 461ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2006/09)
  • ISBN-10: 4480090061
  • ISBN-13: 978-4480090065
  • 発売日: 2006/09
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 便利な一冊, 2008/3/24
レビュー対象商品: ペンローズの“量子脳”理論―心と意識の科学的基礎をもとめて (ちくま学芸文庫) (文庫)
ペンローズの脳・認知観を,手軽に理解できる便利な1冊。

おもしろいっちゃあおもしろいのだが,あまりに無根拠なペンローズの突飛な提案自体はまあそんなものかというものだが,なぜそう考えるにいたったのか,ペンローズの思想的背景もふくめて理解しやすくまとめられている。
それは訳者による解説に頼るところが大きいが,それにしても訳者の物理学原理主義とでも呼べるような世界観からの,他の世界観についての蔑視は(毎度のことだが)読んでいて恥ずかしくなる。訳者自身による文章自体も,ここまで自分に酔えるか?とあきれてしまい,いったい量子脳理論の理解に何の役にたつ話なんだとイライラしてくるが,不思議なことに読み終わってみると,明確な一つのイメージをもたらしてくれているから大した筆力だ。

ともかく,ツイスターなどペンローズ本流の理解には当然大して役に立たないが,その量子脳理論についてはよくわかる1冊であることは間違いない。読みやすい。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 訳者の主観が邪魔, 2010/5/10
レビュー対象商品: ペンローズの“量子脳”理論―心と意識の科学的基礎をもとめて (ちくま学芸文庫) (文庫)
読めば読むほど、訳者の主観が邪魔になる。

この本は、大別して2つの内容が書かれている。
1つめはペンローズの訳本・・・斬新な提案で興味深い(★5つ)。翻訳の確度については受容するしかない。
2つめは訳本の解説・・・この解説が曲者。事実に基づく客観的内容が記載されていると信用して読み始めると、事実確認されていない部分で、さも事実と錯覚させるような書き方をして訳者の主観を入れている箇所がある。訳者の主観を知りたいのなら訳者の本を読む、この本には必要ない。おかげでペンローズの斬新な提案に水を差された感がある。解説は読み飛ばしたほうがよい(★1つ)。
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50 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ペンローズの分厚い本を読むべきか読まざるべきかの判断を助ける本, 2006/9/24
By 
ゴルゴ十三 "Joke Togo" (Japan) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (殿堂入りレビュアー)    (トップ100レビュアー)   
レビュー対象商品: ペンローズの“量子脳”理論―心と意識の科学的基礎をもとめて (ちくま学芸文庫) (文庫)
ペンローズの著作「皇帝の新しい心」「心の影」の要点をざっと眺めて、これらのオリジナル著作を読む時間を投資すべきかどうかの判断を助ける一冊です。(内容の賛否はおいておいて、上の意味で星4つ)
そうか、ゲーデルの不完全性定理(=チューリング機械の停止問題)と、「意識の計算不可能性」の前提から、古典力学(=計算可能)を超えた存在である量子力学(波動関数の波束の収縮)が意識を説明するはずだ、ということがペンローズの主張なわけね、と把握出来ます。個人的には、ペンローズのゲーデル流論法は面白いと思いましたが、意識の計算不可能性を説明するには古典論でなく量子論でないといけない、という論法には如何しても飛躍がありすぎると思えました(注)。また、彼の主張は客観的実験で検証可能な新予測を含まないことは明白であり、それは物理とは言えないでしょう。そういうわけで「皇帝の新しい心」「心の影」は急いで読まなくても良いな、と判断出来ました(感謝!)。また、今よりも若い竹内氏と茂木氏の文章は面白く読めました。(内容がペンローズ寄りすぎで「それはどうかなぁ?」と思う処や、物理的議論が舌足らずな処も少々ありましたが(CPT対称性を語らずして、T非対称性を述べられても...))
(注)自らの科学知識の"バランス"を保つためにも、複雑系の本(カウフマンなど)や複雑ネットワークの本(バラバシなど)も読むべきだと思います。他にラフリン著「物理学の未来」やストロガッツ著「SYNC」もお薦めします。これらの本を読むと、意識の問題は多体的相互作用(→創発)の観点からのアプローチも可能では、と思えるようになります。("More is different"(P.W. Anderson, Science 177 (1972) 393-396)なのです) 数学者としてのペンローズは「物理学は階層的である」ということを良しとしないから、自ら進んで袋小路に入り込んじゃったのかなぁ。
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