「ペンギンと暮らしてみたいけれど、東京でペンギンを飼うのは無理。だったら同居人の夫を
ペンギンと思うことにしよう。」
作者と作者の夫の生活を軸に、日常生活をほのぼのと描いた作品。
いろいろな人とのふれあい、そして登場するたくさんのおいしそうな料理。作者小川糸さんの
日常生活は読んでいて心が温まる。また、ひとつひとつの料理に対する愛情がひしひしと
感じられる。「食べる」ということは「生きる」ということで、それはとても大切なことだ。
おいしい料理は人を幸せな気分にしてくれる。誰かのために料理を作る。それもまた幸せなこと
だと思う。
この作品の中には、武州養蜂園の南高梅、岩手県一関市のかけす農場の干りんご、ベルギー産の
チェリーピローなど、「私もぜひ手に入れたい!」と思うようなさまざまな魅力的な物も登場する。
ほのぼのとしていて、読んでいてとても楽しい。こんなふうに生活できたらいいなぁと、あこがれて
しまう。とてもステキな作品だった。