何気なく手にとって読んだ(眺めた?)一冊。世界ではじめて、全18種類のペンギンの撮影に成功した写真家だという。かわらしいペンギンたちが、地球の環境汚染でSOSを発している。確かに、かわいそうだと思う。しかし、とも思う。かつて、栗本慎一郎が、人間がかわいいと思う動物は、その不自由さが際立つものだと言っていたことを思い出す。ペンギンはその最たるものだろう。そのペンギンをテーマに、環境汚染を訴えるというコンセプトにどこか、残酷なものを感じるのはわたしだけだろうか。ペンギンはペンギン、環境汚染は環境汚染、とわけてくれと、ペンギンをやはりかわいいと感じるわたしは思う。