アトラス制作の人気RPGのペルソナ3fesで登場した意思を持つ戦闘マシーン、メティスです。
ゲーム中ではアイギスというキャラの妹分として登場しており、アイギスとのデザインの違いを比較してみるのも面白いと思います。アルター製のアイギスも出来が良く、まるで西洋アンティークのようですが、このメティスには日本人形のような怪しい魅力があります。漆のような光沢をもつ、まさに漆黒のボディで、質感としてもなかなかの高級感があります。塗装も全体を通して丁寧な仕上がりの部類に入ると思います。特に、数種類容易された顔の塗装はなかなか細かい仕事をしています。不自然さは感じませんし、目の表現は単純なアニメプリントではなく、立体的なリアル志向の造形となっていて、自分としてはかなり好みな顔となっています。装飾もクリアーパーツや細かい羽を使った凝った造りになっています。
ただ、自分として一番評価したい部分は、顔も含めたボディの造形です。原型師の石長櫻子氏はかなり個性的な作品を作られる実力派なのですが、植物的な?シャープな少女を題材としてよく手がけています。その作風とメティスという題材がマッチしていて、人間味を感じさせないシャープで均整の取れた造形と、それでいて意思を秘めた表情を持っているという、まあなんとも怪しい魅力を持った作品に仕上がっています。
手で隠れて顔が見えづらいという欠点もありますので、ちょっと鑑賞には設置位置を工夫する必要があるかもしれませんね。でも、かなり面白い作品だと思います。あ、ちなみに球体関節は飾りで実際に動かすことはできませんので、あしからず。