登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
今さら“のりピー本”と思ったが、先行の3冊とはひと味違う面白さ!!,
By チロ (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ペルソナ もうひとりの酒井法子 (ジョルダンブックス) (単行本(ソフトカバー))
もう食傷気味ともいえる4冊目の法子本だが、内容は綿密な取材に基づいた出色の出来栄え。酒井の不幸な生い立ちや、アイドルデビューしてからの軌跡は抑えめな記述にとどまっているが、彼女が薬物に手を染めていく経緯やその内面的な葛藤を鋭く描写、分析している。比較的売れている渡辺裕二氏の著作が、かなり情緒的な一方的思い入れに終始しているのに対し、こちらの『ペルソナ もうひとりの酒井法子』は、彼女がなぜ高相祐一などという稀代の遊び人と結婚したのか、そして、いかにして薬物にのめりこんでいったのか、酒井の心理面に深く入り込んで冷静に考察している。それでいて酒井法子という元スーパーアイドルに対する温かな視線が随所に感じられ、包容力に満ちあふれているのだ。 ジャーナリストとしての筆力、取材力は、この『ペルソナ』の金沢誠氏のほうが格段に上と思われる。 そして酒井がこれからどのようにして復帰していくのか、マーケティングコンサルタント・西川りゅうじん氏やアイドル研究家・北川昌弘氏との鼎談のなかで少しずつあきらかにしていき、こうあるべき、こう許されるべきという道筋までもきっちり提示している。 テレビ報道や新聞雑誌ジャーナリズムのような正義をふりかざした議論に終始していないところにとても共感を覚えるが、こういった読後感を持つのは私だけではあるまい。 また実父の再婚相手に過ぎない継母・智子さんとこれほどまでの絆がどうして出来上がったのか、元所属事務所内における複雑な人間関係にまで深く言及した第4章の「酒井法子“事件トリビア”」は、最大の読ませどころで、酒井ファンならずとも徹底的に納得させる面白さである。マスコミが取り上げてこなかったこの「知られざる30のミステリーゾーン」を読めるだけでも、税込み1000円は安いといえるだろう。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
|
|
|
|