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ペリリュー島戦記―珊瑚礁の小島で海兵隊員が見た真実の恐怖 (光人社NF文庫)
 
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ペリリュー島戦記―珊瑚礁の小島で海兵隊員が見た真実の恐怖 (光人社NF文庫) [文庫]

ジェームス・H. ハラス , James H. Hallas , 猿渡 青児
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,050 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「次の作戦は、3日で終わる。もしかしたら2日かもしれない」
米海兵隊の精鋭、第一海兵師団の師団長、ルパータス少将は自信 満々に従軍記者と側近に語った。一方、珊瑚隆起の小さな島、ペリ リュー島の洞窟の中には、日清・日露戦争で名を馳せた歴戦の水戸 歩兵第二連隊を中核とする、日本陸海軍の一万名の将兵が、一人で も多くの米兵と刺し違える決死の覚悟で、敵の上陸の瞬間を待っていた。

戦闘は激烈を極め、最終的に、第一海兵師団は、死傷者率50%を 超える激しい損害により、"陸軍部隊との交替"という、海兵隊史 上例のない、恥辱の決断を受け入れざるを得なくなった。対する日 本軍も指揮官、中川州男大佐の「サクラ、サクラ」の決別電文を最 後に玉砕した。

後に、『太平洋戦争史上、最も激しく、最も混乱した8時間』と評 された、ペリリュー島上陸作戦と、その後、73日間にも渡って繰 り広げられた、知られざる日米精鋭の死闘を、数十名の実戦経験者 へのインタビューを基に、兵士の目線で精密に描き出す、ジェーム ス・ハラスの傑作ノンフィクションである。

内容(「BOOK」データベースより)

原題の『悪魔の金床』とは、海兵隊員が金床の上で押し潰されるように消耗していく様を暗喩したもので、全編を通じてまさに生の現場を経験した者でしか描写し得ない、迫真の内容で構成されている。太平洋戦争の実戦経験者が鬼籍に入っていく中で、これだけ多くの、集大成的な証言集の資料的な価値は高いと考える。

登録情報

  • 文庫: 568ページ
  • 出版社: 光人社 (2010/03)
  • ISBN-10: 4769826389
  • ISBN-13: 978-4769826385
  • 発売日: 2010/03
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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32 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ペリリュー島の戦いは、舩坂弘氏の日本側からの戦記と、ユージンスレッジ氏の米国側からみた個人視点での戦記はありましたが、あくまでも断片的な動きを押さえるのに留まっていました。この作品は、作戦の立案から、戦闘終了までの両軍の動きが網羅的に記されており、その点では特筆すべきだと思います。内容は、多くの実戦経験者のインタビューがベースとなっており、特に上陸作戦に参加した海兵隊員の体験の生々しさは、まるで映画のような迫力です。日本人としては、本書の中で描かれる、彼ら海兵隊員の反対側にいた決死の覚悟の日本兵の姿も、思いを馳せずにはおれません。太平洋戦争に興味のある方なら一読の価値がある本だと思います。
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25 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By SS
形式:文庫
米海兵隊の視点から見た生々しい戦場の死闘を迫真の内容で進んでおり、最後まで読んでしまいました。
一進一退の大攻防、血で血を洗う日米両軍。
同じ著者と訳者の『沖縄シュガーローフの戦い』と両方同時に読んでみるのも良いかもしれません。
当時の壮絶なる戦いが終了しても、地獄の死闘を目の当たりしている海兵隊の苦労が見えてきます。
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
「人生の締めくくりの今、振り返ってみると、それなりに、貴重な経験でもあったんだ。でも惨めな経験でもあった。ただ、あまり誰にでもお勧めではないよ。生き残るのが難しいからね」(トム・ボイル元二等兵)

徹底的に綿密な取材を重ねて描かれた戦記である。主にアメリカ側の立場から書かれてあるが、日本側の状況も丁寧に調べて記述している。名もない兵士ひとりひとりの記録を集めてつなげ、まるで映画を見ているような気分になるくらい、写実的で生々しい。

猛烈な艦砲射撃、激しい空爆。ジャングルは禿山になる。半年かけて整備した堅牢な陣地に篭ってじっと耐える日本の守備隊。そして海兵隊の上陸。巧妙に隠蔽した陣地からの日本軍の反撃。混乱のビーチ。血に染まる海。

作戦、対立、誤算、勇気、憎しみ、怒り。多大な犠牲を払いながらも橋頭堡を確保し、圧倒的な物量でひとつひとつのトーチカや洞窟陣地を潰して進撃する海兵隊。島を4つのエリアに分けて地形を使用した縦深陣地に誘い込み十字砲火を浴びせながら、「死ぬまで戦う」日本兵。そして、ファイブ・シスターズと名づけられた険しい山々で繰り広げられる死闘。白兵戦。夜間の切り込み攻撃。包囲。アンガウル島での攻防戦。果てしない消耗戦が続く。

アムトラック、戦車、火炎放射器、工兵隊の仕掛けた爆薬、ナパーム弾、爆撃と機銃掃射、至近距離での手榴弾の投げ合い。後半に紹介されている、米軍が日本兵一人を倒すのに使った平均弾薬消費量のデータには驚かされる。

圧倒的な物量の優位を保って損害率が増え続ける中で攻め抜いた海兵隊はなかなか勇敢だ。しかし、勝てる見込みのない中で73日間も粘り強く戦いぬいた、中川州男大佐が率いた第14師団第2連隊を中心とする守備隊の頑張りも凄い。

560ページを超える大作。本当に詳しくこの島の死闘の全貌について解説している。決定版と呼ぶのにふさわしい内容の一冊である。
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