名家の令嬢ペネロピは、先祖のせいで魔女の呪いを受けている。
彼女の鼻はブタの鼻なのだ。
人間の鼻を得るためには、彼女と同じ階級の人間が
ブタの顔のままの彼女を心から受け入れてくれること。。。
ペネロピを愛しつつも恥じる両親は、彼女を世間から隔離して育てます。
年頃になった彼女は見合いを繰り返しますが、
彼女の姿を見た人はみんな逃げてしまいます。
あるとき、彼女の写真をとるためにもぐりこんできた男がいて。。。
舞台は現代、ペネロピは25歳の大人の女性です。
外の世界に飛び出した彼女はとまどいつつも、自分で世界を切り開きます。
魔法使いや呪いといったファンタジックなしかけですが
すごく普遍的なテーマを扱っている気がします。
クライマックスは、読んでいる最中に考えていた予想をすべて裏切って、
なおかつ最高だと思える見事なものでした。
おまけのように明かされる、ある人の正体も明かされ方が素敵でした。
かわいくて、おもしろくて、おとぎばなしのようだけど
現実的でもある、素敵なお話でした。