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ペトロバグ―禁断の石油生成菌 (文春文庫)
 
 

ペトロバグ―禁断の石油生成菌 (文春文庫) [文庫]

高嶋 哲夫
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

天才科学者山之内明が発明した奇跡の石油生成菌ペトロバグ。世界の石油市場を根本から覆す大発明に脅威を感じた国際石油資本とOPECは双方とも山之内拉致、殺害とペトロバグ略奪の指令を発した。だが、ペトロバグは恐怖の殺人生物兵器であることが判明、山之内は暗殺者に追われながら重大な決意を固める。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

高嶋 哲夫
1949年、岡山県玉野市生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。同大学院修士課程修了。日本原子力研究所研究員を経て、カリフォルニア大学に留学。1979年、日本原子力学会賞技術賞受賞。1994年、「メルト・ダウン」で第1回小説現代推理新人賞、1999年、「イントゥルーダー」で第16回サントリーミステリー大賞・読者賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 493ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/11)
  • ISBN-10: 4167717514
  • ISBN-13: 978-4167717513
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 スケールが大きい長編作品です, 2008/2/20
By 
サトマン (岩手県) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: ペトロバグ―禁断の石油生成菌 (文春文庫) (文庫)
 とてもスケールが大きくスリリングな作品です。石油を生産するバクテリアを発見したことから始まり、国際問題、政治問題など大スケールに物語が発展していく。

 日本の科学者が「石油生成菌」を発見したという極秘裏の情報が、瞬時に世界を駆け巡る。その時、世界各国はどのような対応をとるのか?ありえないようで、全くありえなくはないストーリーがとてもリアルに描かれます。500ページにおよぶ長編ですが、次の展開を読みたくてどんどんとページが進みました。

 また、著者の科学についての造詣深さに感服しました。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 研究者の屈折した思いも書き込まれ、味わい深くスケールの大きな一作, 2008/4/27
By 
aquatio "hirosi" (東京都港区) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)    (VINEメンバー)   
レビュー対象商品: ペトロバグ―禁断の石油生成菌 (文春文庫) (文庫)
エネルギー問題に微生物ハザードを盛り込んで、しかもテロ、国際問題を絡めた、なかなか贅沢な作品です。
研究機関としての大学のありよう、民間の研究機関のありよう、そこで活動する研究者、学者の生活と思いなど、同業者としてとてもよくわかる、違和感のない実態で、これまたよく書き込まれていると思います。
そう言った、背景の中で、テンポよく国際的なエネルギーシンジケートの強烈な主導権争いが絡み、人の欲望がうごめき、しかも材料は、エネルギーとバイオ。
これは面白いですわぁ。極めて今日的で、お薦めの一作ですね。

それにしても、楡周平の「ターゲット」といい、村上龍の「半島を出よ」といい、描かれるは日本政府、行政の危機管理のなさ。それがほんとにリアルで、そうやろなぁ、と思えるだけに、なんともお寒い現実が怖くなります。
どうか、日本を預かる賢い人たち。よろしくお願いしますよ。ほんとに。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 知識は豊富なんでしょうけど人物が…, 2009/7/28
By 
00 "00" (関東地方) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: ペトロバグ―禁断の石油生成菌 (文春文庫) (文庫)
知識は豊富なんでしょうけど、人物描写があまりにも安直である気がします。
ことごとく人物が粗暴なのも気になります。アメリカ人はふた言目には「アラブのブタ」と
発言するし、イスラム圏の人が、いくら不遜な人でも、「私がアラーだ」なんて思うでしょうか。
イスラム圏の人のことを、アメリカのクリスチャンと似たような感じでとらえ過ぎです。

後半、石油生成のバクテリアが、殺人の道具としても使えてしまうことがわかるあたり、
なんか笑い話にも似た感じがしてしまい、シリアスには感じられませんでした。
子供の茶番みたい。この展開は必要だったんでしょうか。
「ペトロバグに侵食されているから残虐性が増した」人間とか出てきます。
ゲームのバイオハザードじゃないんだから。せっかく精緻に科学的な世界を構築したんだから、
そんな展開にしないでほしい。
なし崩し的にドタバタサスペンスになっていって、当初の世界経済やら資源・エネルギー問題などは
とってつけたようになってしまっている。
枝葉を取り払ってしまうと、ものすごく単純なストーリーです。

文章の書き方レベルの話なのですが、無駄に長いシーンや説明が多すぎるせいで、
重要な箇所がわかりにくいです。
ものすごく編集の悪い映画を見ている感じです。
もうちょっと短くまとめて、シーンにアクセントをつけてストーリーを進めてほしいなぁ、と
思います。
銃器にしてもバイオテクノロジーにしても、抑え目の表現や説明でも、
充分に説得力を持たせることは可能だと思うんですよね。

そもそも文章の書き方にも疑問を感じます。文春文庫版で64ページのシーンに、
「このポラロイド写真は?」
という台詞がありますが、それ以前にも以後にもポラロイド写真などは一切出てこない。
要するにミグという人物が証拠写真を撮られた、ということを表現したいのでしょうが、
この箇所を象徴的に、まったく文脈が綺麗に流れていないので、すごく読みにくいです。

同じことを同筆者の「都庁爆破!」を読んだ時にも感じました。
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