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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
スケールが大きい長編作品です,
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レビュー対象商品: ペトロバグ―禁断の石油生成菌 (文春文庫) (文庫)
とてもスケールが大きくスリリングな作品です。石油を生産するバクテリアを発見したことから始まり、国際問題、政治問題など大スケールに物語が発展していく。日本の科学者が「石油生成菌」を発見したという極秘裏の情報が、瞬時に世界を駆け巡る。その時、世界各国はどのような対応をとるのか?ありえないようで、全くありえなくはないストーリーがとてもリアルに描かれます。500ページにおよぶ長編ですが、次の展開を読みたくてどんどんとページが進みました。 また、著者の科学についての造詣深さに感服しました。
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
研究者の屈折した思いも書き込まれ、味わい深くスケールの大きな一作,
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レビュー対象商品: ペトロバグ―禁断の石油生成菌 (文春文庫) (文庫)
エネルギー問題に微生物ハザードを盛り込んで、しかもテロ、国際問題を絡めた、なかなか贅沢な作品です。研究機関としての大学のありよう、民間の研究機関のありよう、そこで活動する研究者、学者の生活と思いなど、同業者としてとてもよくわかる、違和感のない実態で、これまたよく書き込まれていると思います。 そう言った、背景の中で、テンポよく国際的なエネルギーシンジケートの強烈な主導権争いが絡み、人の欲望がうごめき、しかも材料は、エネルギーとバイオ。 これは面白いですわぁ。極めて今日的で、お薦めの一作ですね。 それにしても、楡周平の「ターゲット」といい、村上龍の「半島を出よ」といい、描かれるは日本政府、行政の危機管理のなさ。それがほんとにリアルで、そうやろなぁ、と思えるだけに、なんともお寒い現実が怖くなります。 どうか、日本を預かる賢い人たち。よろしくお願いしますよ。ほんとに。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
知識は豊富なんでしょうけど人物が…,
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レビュー対象商品: ペトロバグ―禁断の石油生成菌 (文春文庫) (文庫)
知識は豊富なんでしょうけど、人物描写があまりにも安直である気がします。ことごとく人物が粗暴なのも気になります。アメリカ人はふた言目には「アラブのブタ」と 発言するし、イスラム圏の人が、いくら不遜な人でも、「私がアラーだ」なんて思うでしょうか。 イスラム圏の人のことを、アメリカのクリスチャンと似たような感じでとらえ過ぎです。 後半、石油生成のバクテリアが、殺人の道具としても使えてしまうことがわかるあたり、 なんか笑い話にも似た感じがしてしまい、シリアスには感じられませんでした。 子供の茶番みたい。この展開は必要だったんでしょうか。 「ペトロバグに侵食されているから残虐性が増した」人間とか出てきます。 ゲームのバイオハザードじゃないんだから。せっかく精緻に科学的な世界を構築したんだから、 そんな展開にしないでほしい。 なし崩し的にドタバタサスペンスになっていって、当初の世界経済やら資源・エネルギー問題などは とってつけたようになってしまっている。 枝葉を取り払ってしまうと、ものすごく単純なストーリーです。 文章の書き方レベルの話なのですが、無駄に長いシーンや説明が多すぎるせいで、 重要な箇所がわかりにくいです。 ものすごく編集の悪い映画を見ている感じです。 もうちょっと短くまとめて、シーンにアクセントをつけてストーリーを進めてほしいなぁ、と 思います。 銃器にしてもバイオテクノロジーにしても、抑え目の表現や説明でも、 充分に説得力を持たせることは可能だと思うんですよね。 そもそも文章の書き方にも疑問を感じます。文春文庫版で64ページのシーンに、 「このポラロイド写真は?」 という台詞がありますが、それ以前にも以後にもポラロイド写真などは一切出てこない。 要するにミグという人物が証拠写真を撮られた、ということを表現したいのでしょうが、 この箇所を象徴的に、まったく文脈が綺麗に流れていないので、すごく読みにくいです。 同じことを同筆者の「都庁爆破!」を読んだ時にも感じました。
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