三ヶ月前、十一年間共に暮らしてきた猫を亡くした。手術した事を後悔し、自分を責め、嫌いな病院で一人で逝かせてしまった事を詫び続け、涙を流さない日はない。ペットの死後関連の本も多数読んだが、その時は納得したつもりでも、何かしっくりしない。そんな中、題名からあまり期待していなかったこの本に救われた。予想に反し,これから逝こうとする者、そして逝ってしまったペットの気持ちに関するページが多く、そして、逝く意味をペット自身が語っているからだ。著者の能力が本物かどうかはわからない。が、なぜか納得できるのは、動物達の言葉を伝えたいだけという、真摯な姿勢を感じるからだろうか。彼女のように声を聞く事はできないかもしれないが、”会話”をする方法も記載されている。残念ながら私はもうできないが、ペットの気持ちが気になる方は試してみては? 今思えば、猫が体調を崩す少し前に、私が子供の頃、通りすがりになでていた近所の老猫が死に向かう様子を何度も思い出すことがあった。あれが愛猫からのメッセージだったのかもしれない。