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ベートーヴェン:悲愴・月光・熱情
 
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ベートーヴェン:悲愴・月光・熱情

グレン・グールド CD
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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バイオグラフィー

とてつもない天才ピアニスト。「とてつもない」とは? ――その演奏を聴けば、その意味は誰にも一目瞭然。リズム/テンポ/アクセント……どれもが強烈で躍動感に満ち、痛快とさえ感じられる。「ジャズ風」などと評されることもあるが、もっとも彼にはそういった意識はない。奇抜な新しい演奏を目指したのではなく、作品や作曲家を愛するがゆえの解釈なのである。それは、彼の全生命や限りない愛情が、一つ一つの音に込められているのを聴けば、納得がいくだろう。… Amazonのグレン・グールドストアで詳しく見る

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ベートーヴェン:悲愴・月光・熱情 + バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)
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登録情報

  • 演奏: グールド(グレン)
  • 作曲: ベートーヴェン
  • CD (1989/6/21)
  • ディスク枚数: 1
  • レーベル: ソニーレコード
  • 収録時間: 57 分
  • ASIN: B00005GB4M
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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1. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調op.13「悲愴」
2. 同第14番嬰ハ短調op.27-2「月光」
3. 同第23番ヘ短調op.57「熱情」

商品の説明

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   「悲愴」というタイトルとはうらはらな乾いた感性が、グールドの持ち出してきたこの曲の解釈の核だ。冒頭に出てくるいくつかの和音からして、強調された低音の上に薄い音の層が乗っているような響き。どろどろとしたベートーヴェンが好きな人向きの演奏でないことはすでに明らかだ。そうした人々は、鼻にかかった甲高い声を連想させる軽めの音色にも不満を感じることだろう。しかし、おおげさでない演奏を求めるリスナーにとってみれば、この音色こそが好ましく感じられる。彼らなら、キリリと冷えた白ワイン、それも少しスモーキーで石の香りが混じった辛口タイプに似ているとでも言うだろう。

   「月光」もまたドライな演奏である。第2楽章でのはねるようなリズム表現、大胆なテンポの動かし方などが興味深い。身軽で自由なベートーヴェンだ。以上2曲は、暗い部屋の中にいたベートーヴェンの曲を明るいところへ連れ出し、少しばかり運動をさせて健康増進のお手伝いをしてあげたような演奏といえるだろう。

   しかし、最後の「熱情」だけは話が違う。ただでさえ想像力が豊か過ぎる人間に不安の種をこれでもかと吹き込み、憂鬱の極みに追い込んでしまったような演奏だ。まずは第1楽章の異常に遅いテンポ。重い足かせを引きずり、真っ暗闇の中を意味もなく歩き回っているといった風情だ。その抑圧的な気分は曲を通して続く。ちょっとグロテスクでもあるが、その分、前2曲の軽やかさが引き立ち、アルバムの構成上、おもしろい効果を上げている。(松本泰樹)


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カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
30 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
すごい 2005/2/18
形式:CD
 熱情の第2楽章がすごいです。
普通6分ぐらいで弾くところを、
なんとその約2倍の11分もかけて弾いています。
逆に月光の第3楽章はかなり速く弾いたりと、
これではファンとそうでない人とで賛否が分かれるのも
無理はありません。
ファンの人が前衛的解釈と言い、
そうでない人が邪道と言うのもよくわかります。
いずれにしてもグールドの個性が炸裂していることは間違いありません。
 三大ソナタに飽きたとか、
グールドの個性にふれたいというひとにおすすめです。
 私はブレンデルやバックハウスが好きなのですが、  
こんな不思議な演奏があってもいいと思うし、
これだけスタンダードをはずして、
自分の個性を主張をできるグールドはやっぱりすごいと思います
(わがままや作曲家に対する冒涜というのもわからなくはないが)。
その意味で星5つは妥当なのでは?

 余談ですが、ブレンデルはグールドをきらっいるようです。
両方好きな私としては残念です。(しょうがないですけどね)

このレビューは参考になりましたか?
45 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:CD
本作は、モーツァルトを「長く生きすぎた」と断言し、ベートーヴェンも「その作品の多くを評価できない」とのたまうグールドのグールドらしい作品です。
そんなグールドですが、他者と一線を画す技術、構築力を有していることは言うまでもなく、だからこそ本作は価値が高いと言えるでしょう。

つまり、他のヴィルトオーソは皆作曲家を崇拝し、伝統的にベートーヴェン作品に求められる主観的な感情表現を表にしまっている中、技術的には(相対評価だが)20世紀最高レベルのピアニスト・グールドが、この様に作品を自立的な運動体として構築しなおしたことは、音楽史上にとって貴重な経験であるということです。

上のような理屈を抜きにしても、実際楽しめます。驚きます。
「えっ?こんな曲だっけ?」「あれっ、繰り返しは?」「早っ!」「おそっ!」

このレビューは参考になりましたか?
36 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:CD
 グールドのピアノからは、いつも一種独特の響きを感じる。また、スピード、強弱も彼オリジナルのものがあると思う。まるで曲を編曲しているみたいだ。このCDもグールドの個性が濃く出ていると思う。特に熱情は信じられないほどスピードが遅いのだが、不思議なことに退屈してこない。また、悲愴は熱情とは対照的でかなりテンポよく曲が展開される。また、他の曲でも彼がよくやるように1楽章ではリピートがはしおってある。そして、所々でこれもグールドオリジナルのものだが、オルゴールのように一つ一つの音がきれて聞こえる部分がある。(特に3楽章)
 3曲を通してグールドだから許され、またグールドだからできる弾き方で曲ができているように思う。
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最近のカスタマーレビュー
熱情ソナタいいと思います。
これまでポリーニの熱情ソナタを模範にこのソナタを演奏した自分ですが、グールドの熱情を聴いて、このようなベートーベン解釈もあるのだなぁーと痛感させられました!しかし... 続きを読む
投稿日: 16日前 投稿者: ラスト5ソナタ
個人的にはフェイバリット
「いかにもグールド」が堪能できるという意味で、個人的にはとても好きなアルバムです。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: 下町クニーブル
速い
どの曲もテンポが速い
とても雑に聞こえる
好きにはなれなかった
投稿日: 12か月前 投稿者: KENchang
鮮明な音が魅力
“熱情”はゆっくりで、音が鮮明で、面白いです。

反対に“悲愴”と“月光”は、早くて面白いです。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: hanpenkirai
「三大ソナタ」に対する強い懐疑の念の表明
ピアノ・ソナタ第8番 Op.13 『悲愴』が1966年4月18,19日、ピアノ・ソナタ第14番... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: voodootalk
悲しいときこそ悲しい曲を♪
「悲しいときはパーッと明るい曲を!」というのではなく「悲しいときこそ悲しい曲を♪」の方が精神衛生的にはいいみたいだと音楽療法から学びました。自分を見つめたいとき、... 続きを読む
投稿日: 2010/5/22 投稿者: ラスコリーニコフ
これはこれで良いかも
グールドはバッハのイメージしか無かったので聴いてませんでしたが、
案の定というか、ベートーヴェンのソナタがほとんど別の曲になっちゃってます。... 続きを読む
投稿日: 2010/2/27 投稿者: たぬき三郎
ブラボー!
グールドのピアノ演奏には聴き手を惹きつける魔法のような力がある。たいていの曲は1、2回程聴きくと飽きてくるのだが彼の演奏は何度聴いても飽きない。むしろ聴き続ける事... 続きを読む
投稿日: 2008/5/3 投稿者: ゲーム野郎
それでも「悲愴」は素敵
特にクラシックに詳しいわけでもなく、
「悲愴」が1枚欲しくてグールドを選んだのですが、... 続きを読む
投稿日: 2007/8/29 投稿者: doby
貴重な1枚
グールドのベートーヴェンについて賛否両論あると思いますが、私は正直言って好きになれませんでした。他のピアニストによる演奏を聴いているので、その先入観みたいなものが... 続きを読む
投稿日: 2007/4/22 投稿者: ゆうたま
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