SHM-CDしか出ていないのかと思っていたら、ちゃんとこちらがあり安心しました。(レビューは同じ・・・)
さて本題。この演奏、この良さに触れたら古楽器演奏のものでは満足できないのでは。モダンオケによる田園も数ある中で感銘を受ける演奏の一つがこのディスクです。作曲家がイメージしていた音の再現(原点回帰)という考え方を否定するものではありませんが、それから出発してプロの演奏家や指揮者が工夫を重ね改良続けてきた音がここには記録されています。何という芳醇さ!バイオリンの艶やかさ、低弦の厚み、ホルンの響き。
バーンスタインの美的感覚は本当に鋭いと思います。鋭いといってもカラヤンのように切れ味のある鋭さということでなく、人が美しいと感じる感覚をとらえる能力の鋭さです。ウィーンフィルの力もあるのでしょうが、第5楽章の表現のすばらしさは聞いて見なければ分からないでしょう(当たり前か)。全曲の最後で一抹の寂しさ(休暇の終わりで感じるものに似ている)を感じさせて曲を閉じるのですが、あとに大きな充足感が残ります。
ウィーンフィルとの全集では他の曲もすばらしいですが、特にこれは良いのでクラシックなんか知らないって人にもぜひ聞かせてあげて欲しいです。(機会があれば・・・)
おすすめです。